岡山県立岡山操山高等学校

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平成30年度 第1回学校評議員会 校長挨拶

2018年07月25日

校長挨拶

平成30年度 学校評議員 H30.7.13(金) 17:00

みなさん こんにちは。

岡山操山中学校・高等学校 校長の近藤と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。
本日は大変お忙しい中、平成30年度第1回学校評議員会に御参加をいただきまして、誠にありがとうございます。また、日頃から、本校教育に対しまして、温かい御理解と御協力を頂いておりますことに、まずもって感謝申し上げます。

先日の大雨により、6日(金)と9日(月)を臨時休業とし、火曜日から学校を再開しました。被災した生徒は全日制で20人、通信制2人、中学校で13人おりますが、幸いなことに避難所で生活している者はおりません。ただ、JRの不通などで学校に通えない生徒がおりますので、県を通して対策をお願いしているところです。

さて、今年度新たに、3名の皆様(植田先生、中学校PTA副会長の辰巳様、高校PTA副会長の勝又様)に学校評議員に御就任いただきました。植田先生は、本校の卒業生で、岡山市教育委員会教育次長等を経て、岡山市立御南中学校長をもってこの3月に退職された、中学校教育のスペシャリストです。現在は、岡山市南部適応指導教室室長として御活躍です。

また、4名の皆様(岡山大学の坂入先生、ベネッセの山河様、地域を代表して、宇野学区コミュニティ協議会長の服部様、高校PTA副会長の小山様)には、引き続きお世話になります。

本日の学校評議員会では、今年度の学校経営計画書に加え、SGHや高大接続改革への取組など、焦点を絞って説明をさせていただきます。昨年度、2回にわたりこの会で頂きました御意見を、どう学校経営に反映しているかを中心に、お話をさせていただきます。

私からは、昨年度頂きました御意見についての学校としての考え方について、2点申し上げます。

1点目。「中学校から入って来ている保護者は、高校の『先取り』を期待している。もっと中高一貫校の良さを生かしても良いのでは」との御意見を頂きました。

高校の学習内容の先取りをすることで、高校1年生から、内部進学生のクラスと一般中出身の生徒のクラスに分けるのは、学校としての一体感や主体的・対話的で深い学びを進める上で、いかがなものかと考えております。岡山操山中学校では、高校の教科書は使わないまでも、県立中学校ならではの「深い学び」を行い、岡山操山高校での「速修」や「発展」のクラスでも更に力を伸ばすことのできる「確かな学力」を身に付けることを主眼においております。この辺りのことをしっかりと保護者の皆様にもアピールすることが大切だと考えております。

2点目。「岡山操山生は、課題研究を行っているのに、岡大の『グローバル・ディスカバリー入試』は受験しないのか」との御意見を頂きました。

高大接続改革の流れの中で、近年、大学入試もコンテンツ重視からコンピテンシー(資質・能力)重視に徐々に変わりつつあると感じております。近年、本校生徒は、東京大学推薦入試、京都大学特色入試、大阪大学世界適塾入試をはじめ、旧帝大を含む様々な大学の多面的・総合的な入試にチャレンジし合格者を出しております。このことからも、スーパーグローバルハイスクール事業での様々な取組によって身に付いた生徒のコンピテンシーが、大学側からも高く評価されてきていると考えております。岡大の「グローバル・ディスカバリー」入試に挑戦する生徒も出てくるのではないかと、期待しております。

本日は、皆様から忌憚のない御意見を頂き、今後のより良い学校経営の参考にさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。