高校生フォーラム in 倉吉 2004
第3回高校生フォーラムに初参加
※倉吉東高等学校ホームページの高校生フォーラムから引用させていただきました。
■高校生
フォーラムとは
(趣旨)高校生が独自の自由な発想を生かして、現代社会の諸問題に真正面から取り組み、
その解決策を模索し、学校・地域・国境を越えた意見交換をするなかで、高校生として
今考えうる最大限可能な問題解決の方向をまとめ、 将来の日本および世界に貢献
できる資質を身につける。
■目的 1 広い視野と深い問題意識を持ち、公正で逞しいリーダーとして次代を担う高い志を
もつ生徒の育成
2 効果的な表現方法を用い、説得力のあるプレゼンテーションができる生徒の育成
3 広汎な交流と知的・社会的刺激の授受により高度な学びへ向かう主体的生徒の育成■活動内容 1 所定のテーマにもとづいて調査・研究・思索したことをもとに
2 視聴覚機器を効果的に使ってプレゼンテーションしながら
3 解決策について自分たちの主張や提言としてまとめ、発表する
4 質疑応答と相互評価を展開し
5 最後に有識者による講評・表彰(最優秀校・優秀校)をおこなう■プレゼン
テーション1 確かな裏づけにもとづいて一つ以上の明確な提言を提示すること
2 視聴覚機器、パソコン等を用いること
3 発表時間は一校20分以内とする
■テーマ 「限りなく発達する科学・技術と人間の精神性のあり方」
―今、高校生として今後の科学・技術とどう向き合い、
いかにすれば両者の望ましい関係を構築できるか―■参加校 鳥取県立倉吉東高等学校
長野県立松本深志高等学校
静岡県立浜松北高等学校
岡山県立岡山操山高等学校
福岡県立修猷館高等学校
鹿児島県立甲南高等学校
大韓民国京畿道安養高等学校
イギリスBaines School
■日程 2004年8月5日(木)〜7日(土) (3日間) ■会場 鳥取県立倉吉未来中心大ホール ■写真集
操山高校のプレゼンテーション
講演会を聴いています
校長先生といっしょに
発表中
フォーラムのTシャツを着て
横綱のポーズ
■発表要旨 ◎操山高校のプレゼンテーション要旨
私たちは、S&Sカンパニーを立ち上げるためのプレゼンをいたします。
日本の若者は小さな頃から、「ドラえもん」を見て育ちました。あの四次元ポケットから
自由に便利なものだせる「ドラえもん」は私たちの憧れでした。将来、大人になったら、
「ドラえもん」のような社会がくるものだと思っていました。現代、私たちの生活は便利に
そして快適になりました。しかし、科学が発達し、科学が技術に応用されるなかで、利益
の追求を中心にして、すなわち売れればよいという「モノ」が現われたことも確かです。
快適さを感じるなかで、精神性の歪みや危険性が生じるモノの存在、人類のいったい
どれだけの人が気づいているのでしょうか。その具体例として生活に負の影響を及ぼしている「モノ」として、遺伝子組み換え食品、
電子メディア、虐待を考察してみると、科学技術の発展がもたらした今の社会は、私たち
が思い描いてきた未来像とはかけ離れていることが明らかになります。
そのように考えると、今こそ私たちは未来のビジョンを変えるべきターニングポイントに
立たされています。そのために私たちは、S&S.Coの設立を提案したいと思います。
S&S Co.とはStop & Step Company の略です。科学を技術に応用する、そして技術
を共有化して生産し人間の消費活動を促す、さらに消費活動の中で生じた問題や
クレームを科学や技術にフィードバックするという4つのポイントで監査をする会社の
ことです。
この4つのManagementをするのが共有財管理株式会社すなわちS&SCo.です。そのビジネスモデルは、@S&S Co.はいろいろ分野で複数設立されている。
A企業と消費者の間に立って活動する。
B普段は、最先端の研究や技術に関する情報収集をする
C国を超えた社会の在り方についての研究をする。
D企業や消費者双方に「利益」をもたらす活動を展開する。
E活動内容は公開を原則とする。
F教育機関等に積極的に広報を展開する。
G活動内容を外部の第三者による審査もする。
この会社が企業活動の対象としているのは共有財とよばれるものです。
その定義は、人類の共有するもの・こと・製品・システム、さらに考え方・習慣など人間を
取り巻くすべてのものと考えます。この会社は株式会社の形態をとり、この会社支持して
くださる人々から資本を提供してもらいます。さらに、この会社の活動を支えるために、
存在や行動等を法制化する必要があります。次にS&SCo.への就職資格は、原則として、共有財管理責任者の資格を得ている人と
します。この資格は現在の公認会計士に似たようなものです。また、資格を取得させる機関として共有材大学校を設置します。この学校は、資格
取得だけに主眼をおいたものではなく、現在の進化している科学・技術で未来の世界、
また未来の子供たちに負の共有財の影響を及ぼすのを防ぐための人材を育て、輩出
するための大学校です。各ジャンルのエキスパートを育成し、地球と人間の未来を
見据えて、科学・技術の行き過ぎにストップ、又はアドバイスをかけます。また、次の
世代にも反映させるために教育ができるようにもします。