生物の実習

「生物の実習」にそった実験を紹介
  

実習15 ニワトリの眼の構造


目標

眼球の構造を観察し,各部の働きを理解する。

準備

  • [材料]  ニワトリの眼球
  • [器具]  解剖ばさみ・ピンセット・スライドガラス・ビーカー・ビニール手袋・バット

方法

  1. 眼球についたまぶた,筋肉をピンセットと解剖ばさみで取り除く。 
  2. 眼球を正面から観察する。その際,角膜・こう彩,瞳孔,(角膜)を観察する。 
  3. 眼球を裏面から観察する。その際,視神経の束を観察する。    
  4. 縦に2つに分割して網膜の存在を確認するとともに,水晶体(レンズ)とこう彩を取り出して観察する。また,水晶体を押さえて固さを調べる。

  5. 水晶体をビーカーの水で洗い,①水晶体をスライドガラスの上に置く。印刷物の上に①を置き,水晶体を通して文字がどのように見えるかを調べる。



材料と器具 眼の周りの皮膚を切り取る(まぶたは下から上に閉じる)。 眼球を取りだす。

眼球を正面から
虹彩が観察できる
眼球を裏面から
視神経(白色)が観察できる。
眼を二つに割ると,水晶体と毛様体が観察できる。

水晶体と毛様体 角膜・虹彩・水晶体 角膜を横から観察

スライドガラス上に水晶体を置き,下の文字を見る。 水晶体は凸レンズなので
文字が拡大される。

結果
  1. 眼球を正面・裏面から見たところをスケッチしなさい。



  2. 取り出したこう彩と,水晶体を正面・側面からスケッチしなさい。



  3. 方法5の結果,印刷物の活字はどのように見えたか。



考察
  1. 眼球の中の色はどうなっていたか。このようになっている利点は何か。   




  2. 結果3のように見えたのはなぜか。


      
  3. 水晶体はガラスのレンズのように固くはない。このことと遠近調節とはどのような関係があるか。