岡山県立岡山操山高等学校

岡山操山中学校 通信制課程
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平成30年度PTA総会 校長挨拶

2018年05月21日

平成30年度PTA総会 校長挨拶


皆さん、こんにちは。
岡山操山中学校・高等学校長の近藤と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。
本日はお忙しい中、平成30年度PTA総会にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。また、日頃から本校教育に対しまして、温かい御理解と御協力を頂いておりますことに、まずもって感謝申し上げます。
学校の近況ですが、新年度・新学期が始まって1か月半がたちました。時々、授業を見に行っておりますが、生徒たちは落ち着いた環境の中で、毎日前向きに授業を受け、部活動等にも熱心に取り組んでおります。
さて、今日のPTA総会では、PTA活動に係る事業計画や予算等について御協議いただきますが、スーパーグローバルハイスクール事業の成果や中・高それぞれの取組等についても御報告させていただきます。
また、総会終了後は、中学校は教育講演会、高校は各学年での保護者説明会をさせていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
せっかくの機会ですので、私から、本校で生徒に身に付けさせたい力について、少しお話をさせていただきます。
お手元の「岡山操山中学校・高等学校SGH事業により、生徒に身に付けさせたい力(整理案)」を御覧ください。ポイントを2つだけお話いたします。
概念図④年目for web
1つめは、本校では、「未来航路」、「GLOBAL STUDIES」、「SOZAN国際塾」という3つのユニットを中心に、海外との交流も含めSGH事業を推進しておりますが、これらの取組を通して、将来のグローバル・リーダーとして必要な「幅広く深い教養」から「社会貢献の意識」までの5つの資質・能力を育てようとしております。これは、現在の高校1年生から開始される、「①知識・理解」、「②思考力・判断力・表現力」、「③学びに向かう力、人間性等」という学力の3要素を多面的・総合的に評価しようとする高大接続改革にしっかりと対応できる取組であると考えております。
2つめは、「未来航路」と「GLOBAL STUDIES」の間にある「生徒自身が学ぼうとする姿勢を育成」という言葉についてです。この言葉を入れたのは、先ほど申しましたように、「③学びに向かう力、人間性等」が大学入試によって評価されていくということもあるのですが、本校の研究テーマ「「和して流れずの精神」で岡山と日本の未来を切り拓くグローバル・リーダー」にも関係があります。一女から受け継ぐ「和して流れず」という本校の精神は、「和して」つまり「Weの世界」と「流れず」つまり「Iの世界」、言い換えれば、「人や社会とかかわる力」と「自己成長」を同時に育んでいくことを意味し、その根源にあるのは、「自分自身に対する信頼」や「自己肯定感」だと考えております。それらを育む上で大切なのは、保護者の皆様からのお子様への愛情はもちろんですが、教職員からの勇気付けや励ましの言葉、また、学校行事や部活動等の集団での活動を通した友だちとの信頼関係、友情だと思います。
「自分自身に対する信頼」や「自己肯定感」が育てば、「生徒自身が主体的に学ぼうとする姿勢」や社会性、生活規範も育っていくと考えております。SGH事業を通して、「頑張り」と「優しさ」を兼ね備えた人材を送り出していきたいと考えています。

今年度も、岡山操山の教育の質の絶えざる向上、生徒がさらに伸びる仕組みづくりなどを、中・高が1つのチームとなって進めてまいりたいと思いますので、保護者の皆様に御理解と御協力を申し上げます。今日はどうぞよろしくお願いいたします。