平成30年度前期卒業式

 9月30日(日)10:30より森西操友会長にご出席いただき「岡山操山高等学校 通信制課程 前期 卒業証書授与式」を挙行しました。19名の生徒が卒業しました。

*操友会とは、同窓会の名称です。

 校長式辞

 風に揺れるコスモスの花に、爽やかな秋の訪れを感じる今日の佳き日、操友会会長 森西靖憲様をはじめ、卒業生の保護者・御家族の皆様の御臨席をいただき、『平成三十年度 岡山県立岡山操山高等学校通信制課程 前期卒業証書授与式』を挙行できますことは、卒業生はもとより、私たち教職員、在校生にとりましても大きな喜びであります。御出席いただきました皆様に厚くお礼申し上げます。
 ただ今、卒業証書を授与いたしました十九名の卒業生の皆さん、御卒業、誠におめでとうございます。絶えざる努力によって本校所定の課程を修了し、今日の栄えある日を迎えられた皆さんに、心から敬意を表したいと思います。 この卒業の栄冠は卒業生の皆さんの努力によるものですが、同時に、皆さんを今日まで励まし、支えてくださった御家族や職場の皆様の御理解と御支援の賜物でもあります。どうか、周囲の方々への感謝の気持ちを忘れないでください。
 保護者及び御家族の皆様にも、心からお喜び申し上げます。併せて、日頃からの本校教育に対する御理解と御協力につきましても感謝申し上げます。
 さて、今日の佳き日を迎えられた皆さんは、高等学校卒業という大きな事業を成し遂げられ、達成感と自信に溢れた、とてもよい表情をされています。私からも、卒業生の皆さんに対し、将来の夢や目標を、皆さん自身の手で必ず実現していただけるよう、心からのエールを送りたいと思います。
 栄えある卒業式に当たり、卒業生の皆さんに、映画「サウンド・オブ・ミュージック」に登場する次の言葉を贈ります。
 それは、「神様はドアを閉めるとき、いつも窓を一つ開けておいてくださる」という言葉です。
 皆さんは、今までいろいろな苦労やしんどさを経て、努力に努力を重ねて来られました。皆さんの中には、この学校に来られる前、あるいは在学中に、生きる希望を見失うような経験をされた方もおられるかも知れません。でも、私は生きている限り、必ず道は拓けると思っています。通信制での学習も含め、人生において何事も遅すぎるということはありません。自分の意志さえあれば、人間は何度でも立ち上がることができる、私はそう信じています。
 卒業後、様々な進路を選択された皆さんの前に、大きな試練が立ち塞がることもあると思います。でも、どうか、あなたに開かれている「窓」に気づき、「希望」を持ち続け、努力を続けてください。そして、自分を支えてくれている周囲の方々に感謝の気持ちを持って、これから人生の大海原に力強く漕ぎ出してください。卒業生の皆さんの御健闘と御活躍を、心からお祈りいたします。
 結びに、御臨席を賜りました御来賓の皆様、保護者の皆様に改めて感謝申し上げるとともに、これからも卒業生たちの成長を温かく見守っていただきますことをお願い申し上げ、式辞といたします。

平成三十年九月三十日    
岡山県立岡山操山高等学校 

校長 近藤 治