岡山操山高等学校の通信制課程は、昭和23年2月に本校の前身である第一岡山高等女学校に通信教育部が設けられたことに始まります。平成29年度に70周年を迎え、これまでに五千名を超える卒業生を送り出してきました。
    スクーリングやレポートに取り組み、卒業の栄冠を手にした先輩たちは、岡山操山高等学校通信制課程を卒業した自信と誇りを胸に各地で頑張っておられ、母校の発展、後輩たちの活躍に熱い思いを寄せてくださっています。
    本校では、単位制と2学期制のメリットを生かし、学期ごとの単位認定や前期卒業、後期入学を可能としています。また、NHK高校講座の活用など履修形態の工夫や各科目の自学自習を進めるためのホームページの充実、進路指導や教育相談の充実、ICTを活用した学習支援システムの活用などを行っています。こうした通信制教育の特性を十分に生かした学習環境のもと、一人一人の学習ニーズや状況に応じた受講プランを通して、自分のペースで学びを進めることができます。
    多様な学習ニーズに応える県立通信制高校として、主体的に学ぶ姿勢や自己管理能力を高める教育活動を通して、幅広い知識と教養を培い、様々な場で活躍し社会に貢献する人間として大きく成長できるよう、今後とも、本校教職員一同、心を合わせて教育を進めていきたいと考えています。

令和6年4月   岡山県立岡山操山高等学校長 藤岡 隆幸