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入学式 式辞

式  辞

 旭川沿いの桜の花吹雪が優しくそよ風に舞い、本格的な春の到来を覚える今日の佳き日、PTA会長 伏見健一郎様をはじめPTA役員の皆様並びに多数の保護者の皆様方の御臨席を賜り、岡山県立岡山操山高等学校 平成二十九年度入学式を挙行できますことは、本校教職員にとりまして誠に大きな喜びであり、厚く御礼申し上げます。
 ただいま入学を許可いたしました二百八十名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。皆さんは、ただ今をもって、岡山県立岡山操山高等学校の生徒となりました。本校は、明治三十三年開校の岡山県高等女学校及び大正十年開校の岡山県第二岡山中学校をその源とし、昭和二十四年に岡山県立岡山操山高等学校として誕生した県下屈指の伝統校です。また、平成十四年には岡山県立岡山操山中学校を併設するとともに、一昨年度からは、文部科学省「スーパーグローバルハイスクール」の指定を受け、「『和して流れず』の精神で、岡山と日本の未来を切り拓くグローバル・リーダーの育成」を目指した研究を進めるなど、常に次の時代を見据えた特色ある教育活動に取り組んできた気鋭の学校でもあります。
 本校では、大学の研究者や大学院生等と連携して課題研究を進める「未来航路プロジェクト」や、各教科の授業の中でグローバル・リーダーとしての資質・能力の向上を図る「GLOBAL STUDIES」などの取組を通して、より広い視野で物事を捉え、主体的に考えて行動し、様々な課題を自ら発見し解決することのできる人間の育成を目指しています。
 このような本校の取組は、生徒の皆さんが、将来、社会人として自立し、国内外の多様な人々と協力しながら、「新たな価値」を創造し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となるための資質や能力の礎となるとともに、今後加速していく高校教育や大学教育の改革、そして大学入試の抜本的な改革にも対応する「確かな学力」の育成にもつながるものと確信しています。
 このような操山高校に入学される新入生の皆さんに、私は、次の二つのことを期待しています。
 一つめは、「高い志」を常に心の中に抱き続ける操山生であることです。「高い志」とは、高校での学習等を通して、自分自身の夢や高い理想の実現に向け努力を続けるとともに、その成果を自分の人生や社会のために積極的に生かしていくことだと、私は思っています。そのためにも、毎日の生活や学習の積み重ねを大切にするとともに、学習していることが、今の社会や世界とどう関係し、つながっているのかを意識しながら、未来を自ら切り拓く力を身に付けてほしいと思います。
 ただ、三年間の高校生活は順風満帆な日々ばかりではないでしょう。環境や人間関係も変化し、学習、部活動等で努力の成果がなかなか表れず挫折や焦燥感を感じたり、自信を失ったりすることもあるでしょう。そんな苦しくつらい時こそ、人は大きく成長していきます。夢や志が高ければ高いほど、乗り越えるべき壁も高くなります。空に舞い上がる凧が一番高く上がるのは、風に向かっているときです。風に流されているときではありません。「高い志」を胸に秘め、困難な状況を乗り越えるたくましさを身に付けてください。
 二つめは、集団の中でお互いの多様性を認め合うとともに、他者の痛みを感じ、自分がなすべきことを自ら考え行動できる「豊かな心」を持った操山生であることです。新入生の皆さんは、それぞれ異なる個性や資質・能力を持つかけがえのない存在です。一人一人の多様性が、本校に新しい活気と無限の可能性を与えてくれます。授業や部活動、松柏祭をはじめとする学校行事等を通して、お互いが大きな可能性を秘めた素晴らしい存在であることに気付くとともに、信頼し合い、生かし合い、切磋琢磨しながら、有意義な高校生活を共に創り出してください。
 学校は一つの社会です。生徒の皆さんが社会の一員として、自分たち自身で「社会の秩序」を作り出すことを学ぶ場。それが学校です。いろいろな課題を、意見を出し合って解決したり、コミュニケーションを図りながら一人ではできないことを協働して成し遂げたりする経験を通して、リーダーシップやチームワーク、感謝の気持ち、思いやりの心など、お互いの人格を高め合える人間に成長することを期待しています。
保護者の皆様。お子様の御入学、誠におめでとうございます。お子様は、貴重な青春の三年間を本校で学ばれることを決意され、本日入学されました。
 お子様にとっては、本校でのこれからの三年間は、自分の人生の在り方を模索し、自分の責任において将来の道筋、「未来航路」を決める大切な時期になります。三年後にお子様がこの操山高校を飛び立つときは、同時に、お子様が一人の独立した人格として親元を離れ、社会の荒海に漕ぎ出すときでもあります。
 私たち教職員も、それまでの期間に、お子様が自分の将来を具体的に思い描き、必要な資質や能力を伸ばすことができるよう、全力で指導・支援させていただきたいと思います。どうか、本校との連携を密にしていただくとともに、本校教育に対しまして、格別の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、御多忙の中、御臨席いただきましたPTA役員の皆様及び保護者の皆様方に改めて感謝申し上げまして、式辞といたします。

始業式 式辞

平成29年度一学期始業式 校長あいさつ
H29.4.10(月)

 

 皆さん、こんにちは。

 新しい一年、平成29年度が始まりました。先ほどの岡山操山中学校の入学式では120名の新しい仲間を迎え、次いで、岡山操山高等学校の入学式では280名の新しい仲間が加わりました。皆さんには、新しくできた先輩や後輩、同じクラスとなった仲間やお世話になるたくさんの先生方との出会いを大切にして、今日から、学習や学校行事、そして部活動等に、思う存分に力を発揮することを期待しています。

 さて、今日は1つだけお話をします。
 昨年度の終わり、3学期終業式・修了式の式辞で、皆さんは、なぜ、何のために勉強しているのか、というお話をしました。この春休み、皆さんが頑張るためのエンジンとなる「学ぶ目的」と、その実現に向けた筋道について、「言葉」にして改めて整理できましたか。
 私自身は、「学ぶ目的」は「世のため人のために尽くすこと」だと思っています。
ここに1冊の本を持ってきました。司馬遼太郎の『21世紀に生きる君たちへ』という本です。この中に、江戸時代末期の医師・緒方洪庵の生涯を描いた「洪庵のたいまつ」という小説が掲載されています。これは、小学校の教科書等にも載っていたので、知っている人もいるかと思います。書き出しにこうあります。

 「世のために尽くした人の一生ほど、美しいものはない。」
緒方洪庵は、足守藩(現在の岡山市北区足守)の藩士の子として生まれ、生まれつき病弱でありながら、大阪、江戸、長崎で医学・蘭学を修めた後、大阪に戻り、医師として人々のために尽くしながら適塾という学校を開いて、大村益次郎や福沢諭吉などその後の日本の近代化を担った多くの若者を育てました。適塾は大阪大学医学部の源流の一つとされています。
 司馬はこうも書いています。「彼の偉大さは、自分の火を弟子たちの一人一人に移し続けたことである。弟子たちのたいまつの火は、後にそれぞれの分野であかあかとかがやいた。やがてはその火の群れが日本の近代を照らす大きな明かりになったのである。」
 また、洪庵は、自分自身と弟子たちへのいましめとして、12か条の教訓を書いています。その第1条はこういう内容です。
 「医者がこの世で生活しているのは、人のためであって自分のためではない。決して有名になろうと思うな。また利益を追おうとするな。ただただ自分を捨てよ。そして人を救うことだけを考えよ。」
  緒方洪庵はなぜ世のために尽くすために学び続け、その火を多くの弟子に移し続けたのでしょうか。私は、「自分だけが幸せな社会など存在しない」と洪庵が思っていたからではないかと考えています。
 自分が心豊かに幸せに生きていくためには、社会全体が平和で秩序が保たれていることが必要です。ということは、自分の幸福な人生を追求する行為は、社会全体の豊かさや安定に寄与するものでなければならない。

 皆さんが将来就く「仕事」も、「相手」がいなければ、そもそも仕事として成り立ちません。洪庵のような「医者」に限らず、どんな業種や職業も、必ず誰かのため、世の中のためになっています。多くの仕事があって、初めて世の中は成り立っています。他者のため、社会のために働くこと、貢献することが、実は自分の幸せにつながっているのです。
 皆さんが中学校、高校で一生懸命に勉強し、その成果を自分自身のキャリアアップに生かすことは当然のことです。でも、皆さんの努力は社会の中で生かされ、今よりももっと素晴らしい社会づくりにつながっていく。それが、皆さん一人一人の幸せとなって返ってくるのです。よりよい未来を目指し、そのような個と全体の関係、個人と社会、世界の間の目に見えない関係を「可視化」すること、言葉や数式等を使って見えるようにすることが「学問」であり、学ぶことの本質、つまり学ぶ意味=「志」だと私は思っています。
 未来をよりよいものにすること。それは決して一人ではできません。みんなで力を合わせて、郷土岡山の、日本の、そして人類全体の「未来への航路」を作っていく。そんな未来を担う人材を育てていくこと。それが、本校がスーパーグローバルハイスクールに取り組む意味であり、「未来航路プロジェクト」が目指すものだと、私は思っています。

 皆さんが将来、大学を卒業し、大人として自立したとき、皆さんの志、司馬の言う「たいまつの火」を、次の時代を担う若い人たちに移してください。私は歴史とは「志のリレー」だと思っています。
 高校3年生の皆さんは、本校を卒業していった多くの先輩たちの「志」を受け継ぎ、自分の進路実現に向け、この1年間、限られた時間をしっかりと自分でマネジメントしながら、勉強や部活等に全力でチャレンジしてください。そして何より、学ぶこと自体を、学ぶことによってより素敵な人間へと成長していく自分自身を、楽しんでください。
 高校1・2年生、中学生の皆さんは、日々の学習や松柏祭などの学校行事、部活動などを通して、自分の「志」、学ぶことの意味をしっかりと自分の中に確立してください。
 校長として、日々一生懸命努力を続ける操山中・高の生徒の皆さんを、そしてその教育に日夜尽力している教職員を誇りに思っています。
 1年間、共に頑張りましょう。

新クラス発表が行われました


 4月7日(金)は新2・3年生の登校日で、新しいクラスの発表が行われました。

 9時にピロティーと昇降口にクラス名簿が貼り出されると、生徒は真剣に自分の名前を名簿から探し出し、仲の良い友達と一緒に同じクラスになることができた人達が、お互い肩をたたき合いながら喜び合っている光景があちこちで見られました。

 その後、新教室の設営作業や入学式会場の準備等が行われ、転退任式・新任式となりました。

転退任式・新任式を行いました

4月7日(金)、この春の人事異動で転退出された先生方の退任式が行われました。
高校関係は3名の先生方が出席くださり、お別れの挨拶をいただきしました。

佐藤比呂美先生は、
「小さなことでいいので、続けてください。」

安田英治先生は、
「現在から過去を見ると、操山高校に潜む力があります。その力が諸君たちを後押ししてくれています。過去の操山の生徒たちが残してきてくれた確かな力を信じて、また自分たちもその力を残していってください。」

山本拓先生は、
ご自身の経験から「自分を認めてあげてください。」

と、それぞれ述べられました。

転退任される先生方を、校歌でお送りしました。
先生方、ありがとうございました、これからも操山高校を見守っていてください。

引き続き、新任式を行いました。
新任者を代表して、森泰三教頭先生は、
「操山高校では、未来航路を通じて、オリジナリティ、客観性、理論性を身に着け知的振る舞いができるようサポートしていきたい。」
と述べられました。
先生方、よろしくお願いします。

SGH甲子園2017に参加しました


3月19日(日)、関西学院大学上ケ原キャンパスで開催された、全国スーパーグローバルハイスクール課題研究発表会(SGH甲子園2017)のポスターセッション部門に参加し、1年間の課題研究の成果を発表してきました。

高い志を持つ同世代の高校生達の発表を目の当たりにして、多くの刺激を受けたようで、来年の出場を誓っていました。

生徒達はこのようなSGHの活動を通じて、操山高校をより盛り上げてくれるものと期待しています。

高校合格発表

3月17日(金)、合格発表の日です。
発表前から、多くの中学生や保護者の方々に集まっていただきました。
発表と同時に受検番号を見つけてガッツポーズをする人、受検番号の横で記念写真を撮る人等それぞれに合格の喜びをかみしめていました。


こちらの仲良し二人組も合格できたようです。操山高校でもいい思い出を沢山作ってください。

合格された皆さん、おめでとうございます、高校生活を思いっきり楽しんでくださいね。

24日(金)は入学予定者登校日です。当日は操山高校生としてのスタートに向けて、学校生活について具体的に説明いたします。

3学期終業式

3学期終業式式辞  H29.3.21(火)

 皆さん、こんにちは。

 平成28年度の3学期も今日で終わります。
 中学1年生、高校1年生の皆さんは、中学校・高校に入学して1年経ち、学校生活にも慣れ、友人関係も広がってきていると思いますが、4月からはそれぞれ学校の中心学年として活躍することになります。
 中学2年生、高校2年生の皆さんは、3年生が卒業し、それぞれの学校をリードする最上級生となります。総仕上げとしての最終学年に向けて、この春休みにしっかりと準備をしてください。

 さて、平成28年度が終わろうとしている今、私から、在校生の皆さんに、改めて考えてほしいことがあります。それは、皆さんは、なぜ、何のために勉強しているのか、学ぶ目的は何かということです。
本校のほとんどの生徒は、「志望する大学に合格するため」と答えるでしょう。では、何のために大学に行くのでしょう。
 私は、大学は、皆さんが社会の中で自立し、それぞれの力を発揮しながら素敵な人生を送るために、そしてより素晴らしい社会をみんなで力を合わせてつくるために必要な知識や技能等を身に付けるところだと考えています。
では、将来、皆さんはどこで暮らし、どんな職業に就いて、どんな社会をつくろうとしているのでしょうか。また、そのために、皆さんは、大学でどんな学問を専門に学ぼうとしているのでしょうか。大学での専門と就職先は、必ずしも結び付くものばかりではありませんが、この春休み、自分の将来の夢や目標を、是非、言葉にしてノートにまとめてみてほしいと思います。その過程で、学習への取り組み方、向き合い方など、今までの操山での自分自身を振り返ってみてほしいと思います。

 ここで皆さんに、一つだけ紹介したい言葉があります。
 それは、昨年のリオデジャネイロオリンピックで、金メダル2個など全階級で表彰台に立った「柔道全日本男子」を率いた井上康生監督の言葉です。柔道は日本発祥のいわゆるお家芸のスポーツでしたが、世界中へ競技が普及することに伴い、ルール等の国際化やレベルアップが進み、日本の柔道は世界で勝てなくなっていきました。リオの前のロンドンオリンピックでは、男子柔道は、史上初めて金メダルゼロに終わっていました。
 井上監督自身、2000年シドニーオリンピック男子100キロ級で金メダルを取った有名な選手でしたが、現役を引退した翌年から2年間、指導者になるためイギリスに留学し、周囲の反対を押し切って、慣例にとらわれない先進的な指導法を取り入れてきました。
 井上監督は、ある新聞のインタビューで、「リオオリンピックで金メダルを獲得した73キロ級の大野将平選手と90キロ級のベイカー茉秋(ましゅう)選手の共通点は何か?」との問いに、こう答えています。
 「一言で言えば、自立心だと思う。何をやるべきか、自らの戦いに何が必要か、考えがまとまっていた。外発的に詰め込まれるのではなく、自分自身で考え、理解し、全て言葉にできるぐらいの能力がないとオリンピックでは勝てない。そうした能力の根源にあるのは知識だと思う。読書し、人の話に耳を傾け、自ら体験を積む。知識が豊富であればあるほど、いろいろな考え方を持てる。自らをコントロールし、マネジメントする能力がある選手だけが、数々のドラマが起きうる4年に1度のその日を勝ち抜いていける。」
 この言葉の中に、一流のアスリートにも、社会で活躍するリーダーにも、そして入試を突破できる受験生にも共通する資質が示されていると、私は思います。
 それは、いろいろなチャンネルを使い、どん欲に吸収した知識を活用し、あるべき自分の将来について主体的にかつ具体的に考え、それをまとめ表現する力。そして、その目標に向け、自分を律する力です。言葉を換えれば、「ありたい未来を描いてそれを自ら実現していく」人間としての総合的な力だ言えるでしょう。
 東大、京大などスーパーグローバルユニバーシティと言われる日本の大学では、世界規模での優秀な人材獲得競争の中で、教育内容や教育方法がどんどん進化してきています。それに伴い、大学入試制度も試験問題の内容も変わってきています。グローバル化が進展する中、日々の授業や未来航路等を通して自ら知識をどん欲に吸収し、それを活用しながら論理的に考え抜く力、そして考えたことを、相手に説得力を持って、分かりやすく伝える表現力が、大学入試においても実社会においても、一層評価されていくでしょう。
 皆さんが、これから世界の人々と向き合い関わり合いながら、未来の社会を切り拓いていくために求められる資質や能力を、われわれ操山中・高の教職員は明確にしながら、教育を展開しています。

 新しい年度に入る前に、中学生も高校生も、将来の自分の夢や目標という「ゴール」を逆算しながら、「あなたが入るべき」大学・学部・学科はどこか、そこに入るためにはどのような力が必要なのか、そしてその力を身に付けるために、今、何をしなければいけないのかについて、もう一度、考えをまとめておいてください。

 最後に。明確な目的意識を持って大学に入った学生は、大学入学後、大きく伸びていきます。「目的」は実現するためにあります。それぞれの目的の実現に向けて、自立心を持って、努力を積み重ねていく皆さんを、心から応援しています。
来年度も、一緒に頑張りましょう。これで式辞を終わります。

平成29年度 にむて「岡山操山中・高校合同リーダー研修会」を実施しました

平成29年3月18日(土)~19日(日)
国立吉備青少年自然の家で、岡山操山中・高合同リーダー研修会を実施しました。

操山中学・高校の生徒会執行部と有志42名が参加しました。


このリーダー研修会では、中高のリーダーの交流をはかり、
高校生が中学生の模範となる場面が多く、
中学生のロールモデルになれたこと、
双方ともリーダーとしての実践力を高めることができたこと、
生徒会執行部の団結力が深まりました。



また、来るべき次年度の「松柏祭」に向けての統一テーマの原案作成、
前年度の反省点を活かしての改善点等についての活発な話し合いができました。