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平成30年度 補習科開校式 校長より

H30.4.9(月) 補習科 開講式 校長より

皆さん、こんにちは。補習科前期開講式でお話をするのは3回目となりました。

今日は、大きく4つのことをお話をします。
(1)皆さんのアドバンテージ~「未来」から現在を見ることができる~
皆さんには、現役生にはないアドバンテージがあります。それは、「大学で何を学ぶのか、自分は将来何をしたいのか」について繰り返し自問自答し、勉強の目的や大学で学びたい専門分野を明確にできていることです。
また、その目的達成のために一番ふさわしい(進学すべき)目標とする大学・学部はどこかを考え、その目標実現に向け、今、何をしなければいけないかを理解した上で具体的に行動できる点です。
このアドバンテージをしっかり生かしてください。
(2)補習科での授業はきっかけづくり~自学自習が基本~
現役生には「目標実現に向けて、大切にしてほしいのは日々の授業」と言いますが、皆さんには「授業は自学自習のためのきっかけづくりです」と言いたいと思います。補習科には、速修・発展や標準というクラス編成も「課題」もありません。
補習科の授業をあくまで自学自習への「きっかけ」にして、既習の知識を基に粘り強く考えたり、知識を活用して課題を解決する力を、自学によってしっかり磨いてほしいと思います。
(3)才能は続けることで開花する
勉強には、「自ら学ぼうとする姿勢と熱意の継続」が必要です。これは、「大学・大学院での学び」でも「大学卒業後の学び」でも同じです。勉強に対して「意味」を与え、自分の心に火をつけてください。勉強はもちろん、何事も「継続」することで自分の才能は開花していきます。
受験勉強における「勝負」の相手は、全国の受験生ではなく、自分の限界を勝手に作り出している自分自身です。「勝負」は最後に勝てばいいのです。そのためにも「今」という過程に努力を傾け、勉強への熱意を継続してください。
(4)人間としての成長を
最後に。皆さんには、学力的に伸びてほしいのはもちろんですが、人間としての成長をとても期待しています。気持ちのよい挨拶ができ、保護者や先生方、同じ補習科の仲間への感謝の気持を持ちながら、毎日を過ごすことがとても大切です。
社会に出た後、何によって「差」が出てくるか。私は「やる気」と「自己変革力」だと思っています。自分の目的や目標をしっかり持って、自ら困難を乗り越えるたくましさや「やる気」があるか、その時々の状況に応じて、自分自身を「自己変革」できる力があるか。
この補習科での1年間での頑張りを心から期待し、皆さんを応援しています。苦しいときには、いつでも先生方のところに話にきてください。

校長 近藤 治

平成30年度一学期始業式 校長 あいさつ

皆さん、こんにちは。
新しい一年、平成30年度が始まりました。先ほどの岡山操山中学校の入学式では120名の新しい仲間を迎え、岡山操山高等学校の入学式では280名の新しい仲間が加わりました。皆さんには、新しくできた先輩や後輩、同じクラスとなった仲間やお世話になるたくさんの先生方との出会いを大切にして、気持ちも新たに今日から、学習や学校行事、部活動等に、思う存分に力を発揮することを期待しています。

さて、平成30年度の始まりに当たり、1つだけお話をします。
それは、人生において「夢や目標を持つことの大切さ」についてです。
先月3月17日(土)に、イオンモール岡山にある「おかやま未来ホール」で行われた京大起春風(きょうだいはるかぜをおこす)という京都大学主催のシンポジウムに行ってきました。
午後から参加した私は、3つの講演と、「挑戦の意味、失敗の意味」と題するパネルディスカッションを聞きました。
このシンポジウムの目的は、山極壽一総長によると、「社会に対するリスペクトを持って、この地球という大地を希望の地にできると信じて努力を続けている」京都大学の研究者が、「次の世を明るくするために語りかけること」でした。
私が一番印象に残ったのは、興味深い研究の内容もさることながら、先生方が研究によって実現したい自らの夢を語っているときの生き生きとした表情です。特に自分の研究での「失敗」した経験については、本当に嬉しそうにお話をされていました。
グローバル化の進行に伴い国際政治や世界経済が大きく構造変化し、自国中心主義や保護主義の台頭、核問題や民族間・宗教間の対立の激化など国境を越えた諸問題が世界を覆う中、地球社会の平和と共存のためには、これまでの狭い学問体系を超えて、常識を塗り替えるような新しい発想と理論の構築が求められています。その先頭に立っているスーパーグローバルユニバーシティと言われる日本のトップクラスの大学は、世界中の有力大学との間で、研究や人材獲得の面で激しい競争を繰り広げるとともに、社会や経済の発展に貢献する取組を積極的に一般市民に発信しています。
そんな中、京都大学は「京都大学研究連携基盤」という学際的な共同研究を推進するプラットホームを作り、人文科学、社会科学、自然科学の各分野を融合した斬新で「ユニークな発想」による研究を進めています。ここでいう「ユニークな発想」とは、「おもしろいことを探しだし、考えること」から生まれます。
ここからが今日、皆さんに伝えたいことです。
京都大学が進めている研究や学問領域には、山極総長が言われたように、「次の世を明るくする」という夢や目標があるからこそ、今回のパネルディスカッションのテーマのように「挑戦の意味、失敗の意味」があるのだと思います。
新年度に当たり、中学生、高校生の皆さんも、是非、自分自身の「夢」や、何のために学ぶのかという「学ぶ目的」、そしてその実現に向けた「具体的な目標」をしっかりと持ってください。その上で、「意味のある挑戦」、「意味のある失敗」を岡山操山中学校・高等学校でどんどんしてください。
夢や目標を持つことで、勉強を続けることの意味や理由も見えてきます。それは、中高で身に付けるべきしっかりとした基礎学力がなければ、変化が激しく、知識やスキルがすぐに陳腐化する社会の中で、生涯にわたって学び続け、夢や目標を実現することはできないからだと、私は思っています。
夢や目標を実現に向けて、基礎をしっかり身に付け、努力を続けることが大切なのは、何も勉強だけではありません。
今日の式辞の最後に、44才になった今も現役大リーガーとして活躍しているイチロー選手の言葉を紹介します。
「ちいさいことをかさねることが、とんでもないところに行くただひとつの道。」 毎日の小さな練習の積み重ねが、信じられないほどの大きな記録を作るのです。

大切なことは、夢をあきらめないこと。そして、自ら学ぼうとする姿勢を持ち続け、努力を続けること。この1年、それぞれの夢や目標を胸に抱いて、その実現に向けて頑張る操山生の皆さんを心から応援しています。終わります。

平成30年度 岡山県立岡山操山高等学校入学式 式辞

平成30年度 岡山県立岡山操山高等学校(全日制)入学式

式  辞

うららかな春の日差しが、希望に満ちた新たな門出を祝福しているような今日の佳き日、PTA会長 近藤吉正様をはじめPTA役員の皆様並びに多数の保護者の皆様方の御臨席を賜り、岡山県立岡山操山高等学校 平成三十年度入学式を挙行できますことは、本校教職員にとりまして誠に大きな喜びであり、厚く御礼申し上げます。

ただいま入学を許可いたしました二百八十名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。本校は、明治三十三年開校の岡山県高等女学校及び大正十年開校の岡山県第二岡山中学校を母体とし、昭和二十四年に統合され岡山県立岡山操山高等学校となりました。創立以来約百二十年にわたり、幾多の有為な人材を世に送り出してきた県内屈指の伝統校です。平成二十七年度からは、文部科学省「スーパーグローバルハイスクール」の指定を受け、「『和して流れず』の精神で、岡山と日本の未来を切り拓くグローバル・リーダーの育成」を目指した研究を進めるなど、常に次の時代を見据えた特色ある教育活動に取り組んでいる気鋭の学校でもあります。
また、本校は、大学の研究者や大学院生の協力の下に課題研究を進める「未来航路プロジェクト」や、各教科の授業の中でグローバル・リーダーとしての資質・能力の向上を図る「GLOBAL STUDIES」などの取組を通して、より広い視野で物事を捉え、主体的に考えて行動し、様々な課題を自ら発見し解決することのできる人間の育成を目指しています。
このような本校独自の取組は、将来、国内外の多様な人々と協力しながら、「新たな価値」を創造し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となるための資質や能力の礎となるとともに、皆さんが高校三年生になってから本格実施される大学入試の抜本的な改革にも対応できる「確かな学力」の育成にもつながるものと確信しています。
さて、本校は、先ほど述べた旧制一女の「和して流れず」や旧制二中の「松柏の精神」などの理念を受け継ぎながら、知・徳・体の調和の取れた教育を実践しています。「和して流れず」とは、「人との和を大切にしながらも、周囲に流されずに自分の信念を持って生きる」ことを意味し、「松柏の精神」とは、「冬になっても緑の葉を失わない松や柏のように、優れた精神を持つ人は困難な状況の中にあってその真価が明らかになる」という、強く正しく生きることの大切さを表した言葉です。
これら岡山操山に脈々と流れている伝統の精神を受け継ぐ皆さんに対し、私は校長として次の二つのことを期待しています。
一つめは、「高い志」を常に心の中に抱き続ける操山生であることです。「高い志」とは、高校での学習を通して、自分自身の夢や高い理想の実現に向け努力を続けるとともに、その成果を社会のために積極的に生かしていくことです。そのためにも、毎日の生活や学習の積み重ねを大切にしてほしいと思います。
ただ、三年間の高校生活は順風満帆な日々ばかりではないでしょう。環境や人間関係も変化し、努力の成果がなかなか表れず挫折や焦燥感を感じたり、自信を失ったりすることもあるでしょう。夢や志が高ければ高いほど、乗り越えるべき壁も高くなります。しかし、厳しい冬を耐えてこそ光輝く春を迎えることができます。苦しくつらい時こそ、一歩前に踏み出すことで、大きく成長できるチャンスがつかめるのです。「高い志」を胸に秘め、困難な状況を自らの力で乗り越える強さを身に付けてください。
二つめは、集団の中でお互いの多様性を認め合うとともに、他者の痛みを感じ、自分がなすべきことを自ら考え行動できる「豊かな心」を持った操山生であることです。授業や部活動、松柏祭をはじめとする学校行事を通して、お互いが大きな可能性を秘めた素晴らしい存在であることに気付くとともに、信頼し合い、分かち合い、切磋琢磨しながら、有意義な高校生活を共に創り出してください。
同時に、自立した個人として、周囲に流されることなく、しっかりとした自分の信念や考え方を持って行動してください。
これからの時代を作るのはここにいる皆さんです。グローバル化の進行や国内人口の減少、AIの進歩など前例のない時代だからこそ、皆さんの可能性は無限に広がっています。「和して流れず」そして「松柏の精神」を胸に、自分の信念や考え方、そして覚悟を持って真摯に学び続け、未来をたくましく切り拓く力を身に付けていくことを期待しています。
保護者の皆様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。お子様は、貴重な青春の三年間を本校で学ばれることを決意され、本日入学されました。
お子様にとっては、本校でのこれからの三年間は、自分の人生の在り方を模索し、自分の責任において将来の道筋、「未来航路」を決める大切な時期になります。三年後にお子様がこの操山高校を飛び立つときは、同時に、お子様が一人の独立した人格として親元を離れ、社会の荒海に漕ぎ出すときでもあります。大人への階段を自力でのぼろうと頑張っているお子様の成長を信じ、見守っていただきたいと思います。
私たち教職員も、卒業までの期間に、お子様が自分の将来を具体的に思い描き、必要な資質や能力を伸ばすことができるよう、全力で御指導・御支援させていただきたいと思います。どうか、本校との連携を密にしていただくとともに、本校教育に対しまして、格別の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、御多忙の中、御臨席いただきましたPTA役員の皆様及び保護者の皆様方に改めて感謝申し上げまして、式辞といたします。

 平成三十年四月九日
岡山県立岡山操山高等学校
校長 近藤 治

3学期終業式 校長式辞

3学期終業式・修了式式辞

H30.3.20(火)

 皆さん、こんにちは。
 平成29年度も今日で終わります。

 今年度、皆さんは日々の学習、学校行事、部活動などに全力で取り組み、それぞれ大きな成果を上げてくれました。また、一人の人間としても、学年やクラスなど集団としてもたくましく成長してくれたことを嬉しく思っています。昨日、南オーストラリア州アデレードでの海外研修から無事帰国した高校生の皆さんも、大変お疲れ様でした。帰国報告会を楽しみにしています。
 4月からは後輩たちが入学してきます。中学1年生、高校1年生の皆さんは、後輩たちの模範として、そして中心学年として、ますます活躍してくれることを期待しています。
中学2年生、高校2年生の皆さんは、3年生が卒業した現在、押しも押されもしない本校の顔でありリーダーです。3年間の総仕上げの学年になることを見据え、限られた時間を有効に活用してください。
 
 さて、平成29年度の終わりに当たり、そして新しい年度を間近に控えた今、中・高の操山生の皆さんに一つだけ言葉を贈ります。それは、少し重い言葉かもしれませんが、「覚悟」という言葉です。これは、私がいつも心の一番奥にしまっている言葉です。

 この前の土曜日から日曜日にかけて国立吉備青少年自然の家で行われた中・高「生徒会リーダー研修会」での初日の基調講演に参加してきました。講演をしていただいたのは、生徒会執行部の皆さんが直接依頼に行き快諾していただいた元三井物産(株)の原田康晃さんです。原田さんは三井物産入社後、アイルランドやインドネシアなどでの海外勤務や関連会社の社長などを経験された元商社マンで、この4月から岡山県の公立高校の校長として勤務される方です。基調講演では、御自身の長年にわたる商社での経験を基に、 「リーダーシップ」についてお話をいただきました。
 リーダー研修会に参加してくれた中・高の生徒だけでなく、ここにいる全ての操山生の皆さんは、将来、様々な場所でリーダーシップを発揮する立場になると思いますが、リーダーシップの根底には「覚悟」が必要だということを、原田さんの講演や送り迎えの車の中での会話から改めて感じました。

 リーダーとは、組織全体の利益を最大化するために、人材を含む様々な資源を動かす力を持っている人のことであり、常に冷静な状況判断と覚悟を持って決断する必要があります。判断が間違っていたら当然、リーダーは責任を取る。これが権力と責任の関係です。
 人を動かすためには、実は人の「心」を動かす必要があります。人の「心」を動かすには、自分の真意や判断の根拠などを相手に明確にかつ分かりやすく伝えるための言語表現能力、コミュニケーション能力が必要です。相手から「共感」を引き出す高い国語力は、文系・理系に関係なくリーダーには必須の条件です。
ただ、それらの能力はあくまでツールであり、当然のことですが、相手に伝えたい内容、中身が問われます。自分が「本当に伝えたいこと」しか、相手には伝わらないのです。自分が本当にやりたいことを言葉にしてみんなに伝え、それを「組織全体の言葉」にまで高め、それぞれの人の心に「やる気」という名の火をつけることがリーダーシップ、リーダーの力だと、私は思っています。そのためには、相当の「覚悟」が必要です。なぜなら、フォロワーはリーダーの「覚悟」を見ているからです。

 「自分が本当にやりたいこと、伝えたいこと」が大切なのは、皆さんの日々の学びも同じです。高校卒業後、大学で何をやりたいのか、大学で学んだことを社会でどう生かしていきたいのかという、自分自身のミッション(使命感)やビジョン(目指す姿)、そしてバリュー(行動の指針となる価値観)を明確にし、覚悟を決めて学び続けることが、中・高のときにしなければいけない最も大切なことだと私は思っています。なぜなら、これからの大学入試は、学びに向かう力や人間性を含む皆さんの「覚悟」を持った学びの成果を、多面的・総合的に評価するようになるからです。

 志望する大学に進み、「自分が本当にやりたいこと」を実現するための武器を獲得する手段が、日々の授業や総合的な学習の時間「未来航路」です。いろいろな知識を結び付けながらデータを分析し、答えを導き出す力は、一つの教科や科目の勉強だけで得られるものではありません。
 だからこそ、授業への姿勢はアクティブで集中力のあるものでなければいけないと私は思います。「借り物」ではない、自ら獲得した知識や技能を基に、自分の頭で考え、判断し、自分の言葉で表現する力が、これからの大学入試でもグローバル化が進む社会でも求められています。

 大学関係者から、大学入学後の操山生はすごく伸びるということを聞くことがあります。日々の授業や「未来航路」など総合的な学びによって、課題解決能力やリーダーシップ、コミュニケーション能力、社会貢献の意識などが、皆さんの土台にしっかりと根付き、大学での学びの基礎になっているからだと思います。

 これからの時代を作るのはここにいる皆さんです。前例のない時代だからこそ、皆さんの可能性は無限に広がっています。将来のグローバル・リーダーである皆さんが「自分が本当にやりたいこと」とは何かを自問自答しながら、覚悟を持ってこれからも真摯に学び続け、未来をたくましく切り拓いていく力を身に付けていくことを期待しています。
 学ぶことは楽しいことです。そして人生の可能性をどんどん広げてくれます。来年度も、どきどきわくわくしながら素敵な時間を一緒に過ごしましょう。

これで式辞を終わります。

平成29年度 SGH 第2回 運営指導委員会


平成29年度 岡山操山中学校・高等学校スーパーグローバルハイスクール第2回 運営指導委員会  

平成30年3月16日(金)13:30~16:30

 皆さん、こんにちは。岡山操山中学校・高等学校 校長の近藤でございます。
 本日は、大変お忙しい中、平成29年度岡山操山中学校・高等学校スーパーグローバルハイスクール第2回運営指導委員会に御出席いただきまして、誠にありがとうございます。

 さて、本日の運営指導委員会では、今年度の取組の成果と課題につきまして説明させていただき、来年度(SGH指定4年目)に向けた御指導・御助言を頂きたいと思います。

 また、昨年のこの会では、SOZAN国際塾で頑張ってくれ、東京大学教養学部に推薦入試で合格した生徒に、本校でのSGHについて、生徒の立場から話をしてもらいましたが、今日は、3月10日(土)から、オーストラリアの南部アデレードで海外研修を行っている本校の1、2年の12名の生徒たちに、現地でのフィールドワークの様子をプレゼンしてもらおうと思っております。交流校であるセークリッドハートカレッジとスカイプでつないでライブで見ていただきますが、回線がうまくつながることを祈っております。
 研究3年目を終え、「幅広く深い教養」から「社会貢献の意識」まで、我々が育成を目指す5つの資質・能力については、生徒や教職員の意識は徐々に高まってきたなと考えております。ただ、課題探究学習である「未来航路」と「SOZAN国際塾」、さらに授業改善・授業進化に向けた研究を進める「GLOBAL STUDIES」という3つの研究単位を中心とする各取組が有機的に結び付き、より効果的なものとなるためには、今後更に研究を積んでいく必要があると感じております。
また、授業の進化を図る「GLOBAL STUDIES」においても、我々教員は「生徒に何をどう教えるか」という教えの専門家でしたが、今後は、それに加え、「生徒自身が学ぼうとする姿勢を育成する」ための専門性も必要になると感じております。
 新1年生から始まる高大接続改革や「社会に開かれた教育課程」を目指す新しい学習指導要領の実施などを追い風にしながら、今後とも、岡山操山中・高が目指すべき教育を教職員一丸となって追究していきたいと考えておりますので、大所高所からの御指導をお願いいたします。

第69回卒業式 校長式辞

校長式辞

 柔らかな日差しの中に早春の息吹の感じられる今日の佳き日、岡山県教育庁高校教育課長 竹田義宣様、浜町内会長 渡邉唯志様、岡山操山高等学校同窓会長 大原利憲様、岡山操山中学校・高等学校PTA会長 近藤吉正様をはじめ、多数の御来賓並びに保護者の皆様の御臨席を賜り、岡山県立岡山操山高等学校第69回卒業式を、かくも厳粛に挙行できますことは、誠に大きな喜びであり、皆様に厚くお礼申し上げます。

 栄えある岡山操山高校の卒業生となられた皆さん、御卒業おめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。

 皆さんは、人生の中でもとりわけ美しく命輝く青春の三年間を本校で過ごされ、百十八年に及ぶ歴史と伝統を体現する校庭の大樹に見守られ、学業や学校行事、部活動等にいそしみながら心と体を鍛えてこられました。本校が、文部科学省からスーパーグローバルハイスクールに指定された平成二十七年度に入学された皆さんは、まさに「「和して流れずの精神」で岡山と日本の未来を切り拓く将来のグローバル・リーダー」一期生であり、「未来航路」での課題研究やSOZAN国際塾での取組、さらに海外研修や校内外での海外の高校生との交流などで得た知識や経験は、本校を卒業し新たなステージで活躍する皆さんにとっての心強い羅針盤となるでしょう。

 また、学習や部活動、松柏祭などの学校行事を通して、皆さんが日々積み重ねた努力と培った友情は、これからの人生を豊かにしてくれるかけがえのない財産になると思います。

 卒業された後も、皆さんは「操山ファミリー」の一員であり、本校は、いつまでも皆さんの「心のふるさと」です。人は変われど、常磐のみどり照り映えるこの地に建つ母校は、これからも皆さんの人生を見守っています。

 さて、私から、卒業する皆さんに二つのはなむけの言葉を贈ります。

 一つめは、「これからも、世の中に貢献する人であってほしい」ということです。

 グローバル化が急速に進展する中、経済だけでなく、人、モノ、情報、自然環境など、あらゆる分野において世界は密接につながり、相互依存が高まっています。また、日本の人口が減少に転じる一方、地球全体の人口は増加の一途をたどっており、すでに多くの海外諸国がそうであるように、これからの日本ではたくさんの外国人が働き、逆に世界で活躍する日本人も増えていくでしょう。地球規模での流動化や相互依存が進展する時代においては、自分の利益や自国の利益だけを考え行動することは、地球をまるごと一つの単位として見るグローバリゼーションの視点からは、あまり意味をなさなくなると私は思います。

 また、グローバルな諸課題の解決策は、国や地域ごとに、政治情勢や経済状態はもちろん、歴史や文化・宗教などが異なるため、相互の違いを理解し認め合いながら、解決に向け努力していくことが求められていきます。

 社会全体の未来に貢献することを目標に、自己の利益のみにとらわれず、広い視野でものごとを考え、複雑な諸問題を乗り越えるための知恵を多くの人々と共に生み出す努力を続けられる人になってください。

 また、本校で培った、「良き市民のリーダー」であろうとする姿勢をこれからも大切にしてください。みんなのために頑張ったことは、必ず「幸せ」としてあなたに返ってきます。

 二つめは、「一生涯学び続け、成長を続けられる人であってほしい」ということです。

 二十一世紀に入り、二十世紀型の大量生産・大量消費システムから、IT(情報通信技術)やAI(人工知能)、ビッグデータなどを活用しながらグローバルに展開する、多様性と独創性を重視する知識経済社会システムへの移行が始まりました。産業構造や生活様式の変化のスピードがますます速くなり、未来が不確実なものになっていく中で、「自ら学ぶ力」がより大切になります。

 今、皆さんが目指している大学という場所は、自らが身に付けた知識や方法論を使って、学問における新たな課題、あるいは社会的な課題を自らで解決できる力を育てる場であり、まさに、「未来航路」で経験した「探究」をベースにした学びの場です。この「探究」活動は、社会に出てからも続きます。大切なことは、自分の生涯をかけて探究していく課題につながる深い「問い」、問題意識を持つことです。そのためにも、本校で身に付けた幅広い知識と深い教養を基盤に、これからも真摯に学び続けてください。

 「どうなるか」ではなく「どうするか」。

 自分はどんな「ミッション」を自らに課してどんな問題意識を持って生きていくのか。それに答えることが「学ぶことの意味」であり、時代に働きかけ、歴史の進歩に加わることだと私は思っています。あなた自身とそして社会全体の未来のために、頑張ってください。

 さあ、今日から皆さんの新たな「未来航路」が始まります。皆さんの素晴らしい航海を、教職員そして在校生一同、心からお祈りしています。

 保護者の皆様、お子様の御卒業、誠におめでとうございます。栄えある卒業の日を迎えられたお子様の姿に、皆様の喜びもひとしおのことと拝察いたします。

 今日まで、保護者の皆様にはお子様のことで楽しいこと、嬉しいことがたくさんおありであったと思います。同時に、お子様のことで心を砕かれ、あるいは思い悩まれることも多々おありではなかったかと拝察します。しかし、保護者の皆様の豊かで細やかな愛情により、お子様はそれぞれ素直で、何事にも真摯に取り組むことのできる人間として成長されました。保護者の皆様の今日までの御努力に心から敬意を表したいと思います。

 また、今日に至るまで本校教育に対して変わらない御支援と御理解をいただきましたことに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 結びに、御臨席を賜りました御来賓の皆様、保護者の皆様に、さらなる卒業生たちの成長の過程を、温かく見守っていただきますよう、心からお願い申し上げまして、式辞といたします。

平成三十年三月二日

  岡山県立岡山操山高等学校

   校長 近藤 治

平成29年度「未来航路 課題研究発表会」校長挨拶

H30.1.31(水)10:30~

 皆さん、おはようございます。
 今日は晴天に恵まれましたが、朝はすごく寒かったです。皆さん、体調はいかがですか。

 さて、今日は丸一日、岡山市民会館をお借りし、「未来航路課題研究発表会」を開催します。今年は中学校1年生も参加してくれています。高校生になった自分を想像しながら聴いて下さい。

 今日の前半は、6つの研究分野を代表する7つのグループのステージ発表、さらに休憩を挟んで、SOZAN国際塾や昨年も参加してくれた岡山城東高校のステージ発表があります。

 それらに加え、今年の新企画として、東京学芸大学附属国際中等教育学校、奈良県の西大和学園高等学校という県外の2つのSGH校からもステージ発表に参加してくれることになっています。後で生徒の皆さんを御紹介します。ステージ上での切磋琢磨を期待しています。

 昼食を挟んで午後2時からは、全てのグループによるポスターセッションが行われます。ポスターセッションでは、質疑応答の時間をとっていますので、是非積極的に質問してください。

 開会に当たり、1つだけお話をします。2年の学年主任である髙戸先生がモデルとなった「未来航路課題研究発表会」のポスターを見た人も多いと思います。すごくかっこよかったですね。そのポスターに「『プレゼンテーション』とは単なる『説明』のことじゃない。」というキャッチコピーが付いていました。
 そうです。この未来航路は、自分たちが研究してきたことをうまく説明できることを「目的」にはしていません。未来航路は、様々な分野でグローバル化が急速に進行し、正解のない、あるいは正解が一つとは限らない難問だらけの今の時代において、多様な人たちとのオープンな議論や学び合いを通して、世の中を少しでも良くする方法を導き出す場だと私は思っています。

 「その問題はなぜ起こっているのか?」「その問題はどうすれば解決できるのか?」……自分たちの問題意識を基に、授業などで得た知識や技能を総合的に活用しながら、日本や世界が抱える問題の本質について深く理解すること。そしてそれを言葉や図・グラフなどを駆使しながら説得力を持って他者に伝える手段が「プレゼンテーション」だと、私は思っています。

 自分たちの考えを、いろいろな人たちとの対話を通して深め、共に力を合わせながら、困難な問題に果敢に挑戦していくための「リーダーシップ」や「コミュニケーション能力」、さらに、社会全体をより良いものにしようとする「社会貢献の意識」を身に付けた「未来への航海者」を育てることが、岡山操山高校のミッションです。
 この課題研究を通して、自分自身の未来だけでなく、郷土岡山や日本、そして世界の未来をたくましく切り拓いていく素敵な大人に皆さんが成長してくれることを、心から期待しています。

 最後に、今日に至るまで生徒たちを熱心に御指導いただきました岡山大学の先生方、大学生・大学院生の皆さん、そして温かく見守っていただきました保護者の皆様にお礼を申し上げますとともに、生徒たちの成長のために日々頑張っている本校の教職員に心から感謝します。

 本校の発表会に来てくれた県内外の生徒の皆さんを紹介して、私のあいさつとします。皆さん、ステージへお入りください。(紹介)

 もう一度、引率の先生方も含む関係校の皆さんに大きな拍手をお願いします

補習科閉講式 校長からの激励文

1月16日(火)、センター試験自己採点の翌日、補習科閉講式を行いました。

当日は、近藤治校長先生が、ご出張のため、南光副校長先生が、近藤先生のメッセージを代読されました。

補習科閉講式  校長からの激励の言葉

 補習科の皆さん、こんにちは。
 昨日、今日と、中国地区の校長会の会議で米子市にいますので、皆さんへのメッセージを南光副校長先生にお預けします。
 武田先生や深見先生からときどき皆さんの様子を聞いていましたが、この1年間、皆さんは本当によく頑張りました。センター試験は終わりましたが、2次試験まで、受験は続きます。引き続き、頑張ってください。

 「19歳」という、大リーグで活躍している上原浩治投手の文章がこの教室の入り口に貼ってあります。こんな文章が目に止まりました。

「目の前の目標に向かって、その目標をクリアするために、心を乱さず強い意志で、そして我慢強くコツコツと努力する。その一つ一つの積み重ねが、いずれは大きな成果につながる。今思えば、それは浪人時代の経験から自然と身についていったものかもしれない。」
「僕が浪人生活を送る中、すでに大学球界などで活躍する同学年に対する気持ち、言わば『反骨心』が、その時に芽生えたのかもしれない。どちらかと言えば、高校までは楽な道を選びたい性分だった。でも明らかに僕の性格は変わった。僕は19歳の時の1年間を忘れない。その一つの表れがユニフォームの背中の刻まれた番号だ。」

 この文章を読んで、上原投手の背番号19の意味がよく分かりました。

 皆さんも、19歳になって変わったのではないでしょうか。私は受験勉強にはいろいろな意味があると思っています。その一つは、強い意志で、そして我慢強くコツコツと努力することで、大きな成果につながることを自ら体得することだと思います。

 4月の補習科の前期開講式で、ジリツ(「自立」と「自律」)というお話をしました。この1年間、苦しみながら「自分」というものと向き合ってきた皆さんは、もうジリツした立派な大人です。2次試験に向けて、自信を持って、そして気持ちを引き締めて、勉強を続けてください。
自分がコツコツ頑張っていけば、間違いなく自分に返ってきます。
合格をつかみ取るまで、自分の心に「やる気」と「負けてたまるか」と気持ちを燃やし続けて、頑張ってください。吉報を待っています。

南光副校長先生と、進路指導課主任の大西先生からは、それぞれの経験をもとに激励の言葉が贈られました。
前期試験まで、6週間です。4月にキャンパスにいる自分を想像して頑張ってください。


あのムーミンも登場!

センター試験壮行式

センター前激励                    H30.1.12(金)11:40 

 皆さん、こんにちは。校長の近藤です。
 いよいよセンター試験が明日になり、3年生の皆さんを励ます最後の機会となりました。皆さんは、日々の授業はもちろんですが、模擬テスト、外部模試等、本当によく頑張ってきました。
 今、プレッシャーや不安を感じている人が多いと思いますが、私から2点お話しし、皆さんへの激励の言葉とします。

 1点目は、今までの自分の頑張りに自信を持ち、試験会場の雰囲気にのまれることなく、落ち着いて、操山で身に付けたことを出し切ってほしいということです。
 「天は苦心の人に負(そむ)かず。」ということわざがあります。「天は努力を続けている人を見捨てたりはしない」という意味です。一生懸命に努力した人は必ず報われる、私はそう信じています。「必ず結果を出す」という強い気持ちを持って、最後まで粘り強く取り組んでください。
  また、物事を前向きに捉えて、成功をイメージして頑張っていると、人間は不思議な力が湧いてくるものです。2次試験まで考えると、まだまだ時間はあります。明日・明後日のセンター試験でベストを尽くし、2次試験に向けてさらに伸びていく。そんなイメージを持ちながら、果敢に立ち向かってください。受験は、相手との勝負ではなく、自分の限界を勝手に作りだしている「自分自身との戦い」です。これから皆さんは、まだまだ伸びます。自信を持って試験に臨んでください。
 
 2点目は、健康に留意し、十分な栄養と睡眠を心掛けてほしい、ということです。
  今夜は早めに勉強を切り上げ、十分に睡眠を取り、すっきりした頭で試験に臨んでください。
 また、緊張するな、というほうが無理でしょう。緊張している自分の「ありのまま」を受け入れることで、冷静に正しい判断ができます。試験が始まる前には、軽く目をつむって静かに呼吸し、心を落ち着かせて、いつもどおり試験に臨んでください。

 最後に、3年学年主任の佐藤先生、副主任の福島先生をはじめ、操山の全ての先生方が力を合わせ、皆さんを一生懸命に指導してきました。先生方だけでなく、皆さんの先輩や後輩たち「操山ファミリー」がみんな、皆さんを応援しています。
 また、御家族の方の支えも大きかったことでしょう。是非、お世話になった周囲の方々への感謝の気持ちを胸に、試験に臨んでください。皆さんは決して一人で戦っているわけではありません。試験会場は岡山大学を中心に行われますが、私も時間が許す限り、会場に応援に行きたいと思っています。
 苦しいときは、遠くを見つめる。今まで頑張ってきた自分、そして、未来の自分の姿を思い描きながら、ベストを尽くしてください。
 では、皆さんの健闘を祈ります。終わります

平成29年度後期生徒会新旧役員交代式

 1月11日(木) 平成29年度後期生徒会新旧役員交代式 を校長室で行いました。


 新旧役員の紹介に続き、近藤治校長の激励の言葉がありました。

 学校長激励の言葉
 平成29年度前期生徒会役員の皆さん、松柏祭やスポーツ大会等の学校行事を成功に導いていただき、本当にありがとうございました。
 今年度の松柏祭のオープニングを飾った「プロジェクションマッピング」が先日全国放送され、大きな反響を呼びました。見えないところで、松柏祭をはじめとする学校行事を行う上でのプロモーター(推進者)の役割をしっかりと果たしてくれた生徒会執行部の皆さんは、本校の誇りです。また、学校全体のことを考え、みんなのために尽くしてくれた皆さんを、私は心から尊敬しています。
 そして、平成29年度後期生徒会役員の皆さん、どうぞよろしくお願いします。
 先ほど、生徒会長から「中学校との連携をさらに進めたい」という話がありましたが、今年度の課題を踏まえ、来年度の松柏祭等がより素晴らしいものとなるよう、「生徒会のリーダー」としてしっかりと議論を行い、大きな「ビジョン」を自分たちの手で作ってくれることを期待しています。
 私も学校長というリーダーの一人ですが、常に考えているのは、「人を生かす」ということです。人それぞれが持っている能力や個性、適性等を最大限生かして、組織全体として素晴らしい結果を残すためにも、先ほど言った「ビジョン」がとても大切です。
 私がもう一つ考えていること。それは、何よりも自分の仕事を「楽しむ」ことです。楽しそうな人に、人は集まってきます。明るく、生徒会の活動を楽しみながら進め、「人の輪」を広げてください。それが生徒会長が大切にしている「人の縁(えにし)」につながります。明るく楽しく頑張りましょう。