「校長blog」カテゴリーアーカイブ

平成30年度 冬季球技大会 開会式 校長挨拶

 H30.12.14(金)8:40~

 平成30年度 冬季球技大会 開会式  校長挨拶

 皆さん、おはようございます。
前から見ていて、皆さんとてもいい表情で、うれしく思います。
開会に当たり、1点だけ皆さんにお願いします。
それは、今日一日、岡山操山高校でのたくさんの素敵な思い出を作ってほしいということです。人は「心」で生きています。その「心」は、これからの人生への「意志」と過去の「思い出」から成り立っています。素敵な「思い出」は操山高校卒業後も、必ず皆さんの人生の「支え」となります。
相手のチームへのリスペクトを忘れず、審判をしてくれるバレーボール部員の指示に従い、試合や時間等のルールをしっかり守って、プレーや応援を精一杯楽しんでください。
優勝したチームは、最後のエキシビジョンで、教職員チームと勝負です。
今よりももっと素敵な笑顔で午後の閉会式が迎えられるよう、頑張りましょう。

中学生と保護者対象 学校説明会 校長挨拶

H30年度 保護者対象 学校説明会 校長挨拶   H30.11.10(土)13:30~

皆様、こんにちは。

岡山操山高等学校長の近藤と申します。

本日は、大変お忙しい中、本校の学校説明会にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
開会に当たりまして、本校を代表し、一言、御挨拶を申し上げます。
今日は、最初に「操山の1年」をテーマにしたVTRを観ていただき、本校についてのイメージを持っていただきたいと思います。
その次に、「ここが知りたい『岡山操山Q&A』」と題して、
・岡山操山中学校出身の生徒と仲良く過ごせるだろうか
・学習の進度で岡山操山中学校出身の生徒についていけるだろうか
・卒業後の進路はどうだろうか
・部活動も頑張りたいけど、両立できるだろうか
・SGHって何だろう
・どのくらいの学費がいるのかな
などについて、それぞれの担当の教員から要点をまとめてお伝えさせていただきたいと思います。

最初に、私から1つだけお話をさせていただきます。
それは、「人間教育」「切磋琢磨」「多様性」をキーワードに、岡山操山はどんな教育を目指しているのかについてです。
本校は120年の歴史と伝統がある、岡山県を代表する普通科進学校です。そして、生徒を難関大学に合格させることは我々の大きなミッションです。でも、それは岡山操山の「教育の目的」ではありません。社会の中で自立し、これからの社会をしっかりと担っていける人間、真のリーダーを育てていくことが本校の目的です。その意味で、「人間教育」を大きな柱にしています。

また、本校は、併設型中高一貫校ということで、3クラス120人が岡山操山中学校から上がり、160人の生徒が一般中学校から入学しています。県内各地から集まった多様な生徒が、勉強でも部活動でも非常に高いレベルで切磋琢磨しながら、「岡山操山の文化」を作ってくれています。私は、「出る杭を伸ばす」本校の「多様性」を大切にする教育を、これからも進めていきたいと思っています。
「多様性」を大切にするためには、「きめ細かい指導」ができる教育環境も必要です。
本校では、「単位制」を導入しており、1年生のときから数学・英語等で、例えば2クラスを3つに分け、速修・発展、標準という進度別の編成をしながら、じっくり学びたい生徒、早く進みたい生徒など多様な適性に対応したきめ細かい少人数指導を行っています。芸術の方面に行きたい生徒は、少人数での講座編成も行っています。

最後に。私は校長として、「多様性」を大切にする自由な校風と、「切磋琢磨」を通して一人一人の生徒の個性や能力を最大限伸ばす教職員の力、さらにその期待に応え成長を続ける全ての生徒の存在が、操山の魅力そのものだと考えています。

是非、今日の説明を参考にしていただき、中学生・保護者の皆さんに、岡山操山高校への受験について御検討いただけるとありがたいです。

本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

中学校の先生方対象 学校説明会 校長挨拶

中学校の先生方対象 学校説明会 校長挨拶

H30.10.18(木)15:00~

皆様、こんにちは。
岡山操山高等学校長の近藤と申します。
中学校の先生方にはいつもお世話になっております。
本日は、大変お忙しい中、本校の学校説明会にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
開会に当たりまして、本校を代表し、一言、御挨拶を申し上げます。
学校の方は、今週の火曜日から2学期の中間考査(本校では第3回学力テストと言っております)が始まりました。先生方から送っていただいた一年生たちも、4月の宿泊研修や9月初旬の文化祭、体育祭(「松柏祭」)を経験し、学校にもしっかり慣れ、学習や学校行事、部活動等に、思う存分、力を発揮しています。
最初に私から3点だけ、お話をさせていただきます。
1点目は本校の特長について、2点目は、高校から入学してくれた生徒たちの様子について、3点目は学校の受け入れ体制についてです。
1点目の本校の特長についてですが、どのような資質・能力を持った生徒を本校で育成したいかを教職員が共通理解しながら同じベクトルで教育を進めている点が一番に挙げられると思います。
本校では、岡山や日本の未来を切り拓く将来のグローバル・リーダーの育成を図る教育を進めておりますが、グローバル・リーダーとして必要な資質・能力を、幅広く深い教養、課題解決能力、リーダーシップ、コミュニケーション能力、社会貢献の意識という5つに定め、本校での様々な教育活動を通して身に付けていけるよう、全教職員が一丸となって取り組んでおります。
本校ではSGHの一環として、「未来航路」という課題探究学習を行っております。高校では、来年度から移行措置により「総合的な探究の時間」が始まりますが、本校では、新学習指導要領を先取りする形で、生涯にわたって「探究」を深める「未来の担い手」として必要な力を、1年生から3年生まで系統的に育成しております。
課題探究学習と授業改善を柱とする本校の教育は、知識・技能だけでなく、思考力・判断力・表現力、さらに学びに向かう力や人間性も含めしっかりと評価していこうという「高大接続改革」に対しても、必ずプラスになると確信しております。
2点目の高校から入学してきた生徒達の様子ですが、岡山操山中学校出身の生徒たちと切磋琢磨しながら、本当によく頑張ってくれています。
高校から入学した高3の陸上部の生徒が、ブエノスアイレスのユースオリンピック(世界大会)に出場し、総合で4位となりました。これは一例ですが、文武両道で頑張りたい生徒が一般中学校から入学してくれており、岡山操山中学校出身の生徒たちと共に、勉強でも学校行事でも部活動でも本校を引っ張ってくれています。先生方から送っていただいた生徒たちは、本校に活力と多様性を与えてくれており、感謝に堪えません。
3点目の学校の受け入れ体制ですが、本校では、単位制を導入しており、1年生のときから数学・英語等で、例えば2クラスを3つに分け、速修・発展、標準という進度別の編成をしながら、じっくり学びたい生徒、早く進みたい生徒など多様な適性に対応したきめ細かい少人数指導を行っております。
募集人員が約160人と他の普通科高校と比べ少なく、また、岡山操山中学校出身の生徒とうまく融合しながらやっていけるのか、という不安等が中学生の皆さんや先生方もお持ちかもしれません。私は生徒の間にある「多様性」を大切にする自由な校風と、生徒の個性や能力を最大限伸ばす教職員の力が操山の魅力だと考えております。
是非、今日の説明を参考にしていただき、中学生・保護者の皆さんに、岡山操山高校への受験について背中を押していただけるとありがたいです。
本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

岡山操山中・高生徒会執行部へのねぎらいの会に寄せて

H30.10.15(月)15:20~

学校長ねぎらいの言葉
岡山操山中学校、岡山操山高等学校の生徒会執行部の皆さん、忙しい中、集まってくれてありがとうございます。今年度の松柏祭を成功に導いてくれたことに感謝したいと思い、集まってもらいました。
生徒会の仕事は、他の部活動と兼務しながら学校全体のために頑張っているにもかかわらず、他の生徒からなかなか評価されなかったり、「うまく行って当たり前」と思われたりして、本当に大変な仕事です。実は、我々社会人の仕事も同じです。
つらいことやしんどいことを執行部の仲間と一緒に乗り越えた経験は、将来、必ず役に立ちます。そして、皆さんの仕事が誰にも評価されていないということはありません。私を含む本校の教職員全員が皆さんの働きをしっかり見ているし、応援しています。
これからも、もっと素晴らしい岡山操山を生徒自身の手で作り上げるために、中・高の生徒会が力を合わせて頑張ってくれることを期待しています。

平成30年度 開校記念行事 校長挨拶

H30/10/02(火) 13:20~

皆さん、こんにちは。
気持ちのいい秋晴れの下で、開校記念行事ができることを喜びたいと思います。舞台を鑑賞する前に、開校記念ということで、少しだけ校長としての思いを述べたいと思います。
今年、1900(明治33)年に操山の前身の岡山県高等女学校(旧一女)が開校してから119年目、岡山操山高校として70年目、岡山操山中学校は17年目を迎えました。来年10月には、シンフォニーホールで創立120周年記念式典・記念講演を行います。
今日の開校記念行事に当たって、生徒の皆さんには、操山に脈々と受け継がれている「和して流れず」、そして「松柏の精神」について、改めてその意味を考えてもらいたいと思っています。
人と協調はするけれど、自分の信念を失って流されることはない。そして、雪の中にあっても緑の色をそのまま保っている松や柏のように、どんな逆境にあっても自分の高い志は変えない。厳しい状況にあるときにこそ、その人の真価が現れる。

今年の体育祭の日に、(本校の中庭に銅像がありますが、)一女が生んだオリンピック選手、人見絹枝さんの御親族の方が、今から90年前の1928年のアムステルダムオリンピック陸上競技800メートルで獲得した銀メダルをわざわざ持ってきてくれました。「人見絹枝杯」に参加した高3の金光由樹さんなど何人かの陸上競技部の生徒には、そのメダルを見てもらいました。
当時21歳の人見選手は、最も得意な100メートルで準決勝敗退に終わり、レースをしたことのない、たまたまエントリーしていた800メートルにかけたと言われています。
結果は2位・銀メダルでしたが、最後100メートルからの記憶がなかったといわれるほどの過酷なレースだったと伝えられています。
このメダルを獲得したちょうど3年後、人見さんは肺炎のため、24歳の短い人生を閉じました。
人見さんは、このオリンピックの前後も、単身ヨーロッパへ乗り込んで命をかけて走り、その懸命な姿はヨーロッパの人々に感動を与えたと言われています。
また、新聞社の記者として執筆や講演活動をしながら、トップ選手として活躍し続けた彼女は、女性のスポーツ選手への世間からの偏見が根強い中、自分の信念に基づいて行動し、その後の女性アスリートに活躍の道筋を拓いた人でもありました。
岡山操山には、人見さんをはじめ、素晴らしい先輩方がたくさんいます。「和して流れず」、そして「松柏の精神」を受け継ぎながら、皆さんも自分の「未来の扉」を、勇気を持って開いていってください。皆さんなら必ずできます。
さて今日は、平成30年度開校記念行事として、アフリカンオールスターズの皆さんによる「アフリカンミュージック&ダンス」を鑑賞します。操山中・高は、コミュニケーション能力の育成を教育の柱の一つにしていますが、今日演奏される打楽器は、最も古い楽器であるとともに、人類にとって重要なコミュニケーションツールとして使われてきました。打楽器が刻むリズムは、時代や地域を越え、我々人類の遺伝子に組み込まれているのかもしれません。
操山生の皆さん。心配ごとやしんどいことはいろいろあるけど、これからの時間は、それらをとりあえずどこかに置いて、リラックスして、アフリカの音楽とダンスに身を委ね、心から楽しんでほしいと思います。
最後になりましたが、お忙しい中お越しいただきました保護者の皆様にも感謝申し上げます。
では、「アフリカンミュージック&ダンス」の始まりです。出演者の皆さんをはじめ全てのスタッフの方々に大きな拍手をお願いします。

SHC交流最終日 校長 お別れの挨拶

The Principal’s Farewell Speech

Good morning, everyone.
Unfortunately, it’s time to say goodbye.

I hope you enjoyed your stay in Okayama.

We all enjoyed having you with us, and spending time with you was a great experience for our students and teachers.

I sincerely hope that your experience at Sozan was meaningful and will be helpful to you in the future.

I would like to express our sincere appreciation to the host families for their hospitality.  Thank you very much.

Students and teachers of Sacred Heart College, I wish you safe travels for the remainder of your trip.

We look forward to seeing you again in the future.

Thank you.

Sacred Heart Collegeとの交流事業 歓迎会 校長挨拶

The Principal’s Speech – Welcome Assembly, 28th September

Good afternoon.  It’s very nice to meet all of you.  I am Mr. Kondo, the principal of Okayama Sozan High School.  On behalf of everyone at Sozan, I would like to say a few words of welcome.

It is a great pleasure to have you all, the students and teachers of Sacred Heart College, at Sozan High School.

Over the next 6 days, you are going to attend classes and club activities at our school, and stay with our students and their families.  Through classes and school activities, you will have opportunities to experience firsthand aspects of traditional Japanese culture.  Additionally, our students are looking forward to taking you to a very good example of a traditional Japanese garden right here in Sozan’s own neighborhood.

Our school has been designated as a Super Global High School by the Japanese Ministry of Education for the last four years.  This program aims to foster globalized leaders who will be able to play active roles on the international stage.  I hope our students will make the most of this opportunity to improve their English communication skills.

Of course, I know that our visiting students are studying Japanese, so please feel free to try speaking to any of our students or teachers in Japanese. Also, do not hesitate to ask questions or for help at any time. During your time here, I hope you and our students understand each other and are able to develop long lasting friendships, regardless of language and culture.

Last but certainly not least, I would like to express our deepest gratitude to the teachers from Sacred Heart College for working with us to make this experience possible.  It is my wish to see students from both schools continue to learn and grow through this wonderful cultural exchange.

Now please go out and enjoy your time at Sozan!  Thank you.

松柏祭 体育の部 校長挨拶

皆さん、おはようございます。
いよいよ第70回松柏祭最終日の体育祭を迎えました。
皆さんは、今日の体育祭に向け、本当によく頑張ってきました。
オリンピック選手がよく「楽しみたい」と言って試合の地に出発していきますが、勝負における「楽しさ」は、究極の努力を続けた人にだけ与えられる素敵な贈り物です。
操山生の皆さんも、今までの努力の成果を発揮して、今日は思う存分、楽しんでください。
保護者・御家族の皆様。
雨天のため急に日程が変更したにもかかわらず、お越しいただきまして、本当にありがとうございます。
生徒たちは、限られた時間の中で、一生懸命に頑張ってきました。操山の生徒は本当に素晴らしいです。温かい応援をお願いいたします。我々教職員も力一杯、生徒たちを応援したいと思います。
中・高生徒会執行部をはじめ、今朝からグラウンド整備をしてくれた運動部の生徒など、「裏方」として松柏祭を支えてくれた全ての皆さんに感謝します。
ブロック・リーダーの皆さんもよくブロックをまとめ、頑張ってきました。これからも素晴らしい「リーダー」になってください。
最後に、中学校・高校共に他のブロックの健闘を祈り、お互いに大きな拍手でエールを交換しましょう。

松柏祭開会式 校長挨拶

皆さん、こんにちは!
いよいよ「第70回松柏祭」が始まります。
準備の段階から、中・高の生徒の皆さんが頑張っている姿を見てきました。
「More so than」が、今年度の松柏祭のテーマです。
「~よりももっと」という意味ですが、「今の操山よりももっと操山らしく」、「今の自分よりももっと自分らしく輝いて」など、いろいろな意味が含まれていると思います。
「SOZAN」って何でしょうか。それは、ここに集う中学生・高校生一人一人です。操山生一人一人がより輝くことが「SOZAN」をもっと輝かせることになると、私は思っています。
この松柏祭をみんなで創り上げた経験は、必ず、生きていく上での財産になります。3日間、しっかり楽しみましょう。

平成30年度 2学期始業式 校長式辞

H30.8.29(水)


皆さん、おはようございます。
2学期の始業式に、こうして皆さんの顔を見ることができて、とても嬉しいです。

この夏も、中学生・高校生とも、県内外の各種の大会等でとても頑張ってくれました。式の後に表彰伝達がありますので、皆さん、大きな拍手をお願いします。また、7月豪雨の被災地で、ボランティアとして汗を流した人もいるかもしれません。高3生の皆さんは、大学受験に向けて、努力を重ねてきたことと思います。

私は、日頃の忙しさにかまけて整理できないままだった新聞記事や資料をスクラップしたり、何冊かの新刊の本を読んだりして、ささやかな充電ができました。
その本の中の1冊に、東京大学名誉教授で、現代社会論が御専門の見田宗介先生が書かれた岩波新書『現代社会はどこに向かうのか-高原の見晴らしを切り開くこと』があります。見田先生は、私が大学時代から40年間作り続けているスクラップ帳に何度も登場する、日本を代表する社会学者です。
見田先生はその本の中で、「これまで」の世界と「いま」の世界を、「これから」の新しい世界にどうつなげ、よりよい社会を創造していくかを考えるキーワードとして、次の3つを挙げています。

1つ目は「肯定的であること」。
2つ目は「多様であること」。
3つ目は「現在を楽しむこと」。

「肯定的であること」とは、単に、今あるものを肯定するということではなく、今ないもの、本当に大切なものを肯定し、自ら積極的に作りだしていくことです。

「多様であること」とは、一人一人の幸福や尊厳を大切にしながら、いろいろな価値観をもつ多様な個人が共存することです。

「現在を楽しむこと」とは、新しい世界をつくるための活動自体が心が躍るもの、楽しいもので、その活動を通して、充実した悔いのない生き方をすることです。

操山生の皆さんには、これら3つを統合し、新しい世界を切り拓くための力や考え方を自らつくり出してほしいと思っています。

これから、松柏祭に向けた準備が佳境に入ります。私は、松柏祭は、生徒一人一人の積極的な参加によって、より素晴らしい岡山操山を創り上げる場であるとともに、皆さんが大人になって、よりよい社会をみんなの力で創り出すときに必ず生きてくる「経験」の場だと思っています。

松柏祭を成功に導くために、様々な価値観や考え方を持つ生徒たちがお互いのよさを生かし合いながら主体的に動き、校内のいろいろな場所で素敵な集団をつくっていく。それらがゆるやかなネットワークで結ばれながら、学校全体として大きなムーブメントになっていく。それは「社会」そのものだと私は思っています。

この本には、他にも、ある部族は「富める者」「豊かな者」と言う言葉に、「多くを人に与えることのできる人」という意味を込めていること、「人に喜ばれる仕事をすることは、人間の根源的な欲望である」こと、そして「人間の幸福のためのツールとしての資本主義だけが残る」ことなど、皆さんに紹介したいたくさんの言葉や思想がありますが、150ページほどの薄い新書なので、興味のある人は、是非、手にとって読んでみてください。

最後に。私は、未来の大人である「生徒主体の活動」を何よりも大切にしたいと考えています。その考え方の根っこには、かけがえのない存在である生徒の皆さん一人一人に対して「敬意を持って接する」という、教員としての信念があります。

思春期を生きている操山生の皆さんは、日々沸き上がってくる不安、絶望、恐れ、怒りなどのネガティブな感情に対し、自ら「肯定的な意味」を与えて自己の成長や改善につなげようと、必死に努力していると私は思っています。皆さんは本当によく頑張っています。
どうか、自分のよさや素晴らしさを認め、自分の限りない可能性を信じてください。もし不安や心配事、悩みなどがある場合には、遠慮することなく、私も含め先生方に相談してください。

私は、普段から「おもしろくない」「めんどくさい」「意味ない」「どうせ」などのネガティブな言葉を口にしないように心掛けています。いろいろな困難をチャンスに変え、自分自身を肯定し、支えてくれている人たちと人生を楽しみながら、ここにいる、未来をたくましく切り拓く力を持った素敵な若者たちと、よりより社会を共に創っていきたいと思っています。ポジティブ=肯定的であることが、現状から自分を解放し、より自由に新しい世界に導いていく鍵になります。

松柏祭が、そして、これから始まる2学期が、今まで以上に生徒の皆さん一人一人にとって、そして岡山操山中学校・高等学校にとっても、より素晴らしいもの、「More so than」なものになることを願っています。
お互いに頑張りましょう。そして生きることを思いっきり楽しみましょう。

これで式辞を終わります。