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10の物語 MAGICとあなたの、10の物語。
 松柏祭MAGICは、操山生の日常から10の物語を切り取って、ひとつひとつ、計10色のMAGICと一緒にお届けします。 文學部完全協力のオリジナルストーリーも加え、私たちだけの写真と言葉で、平凡な、だからこそ大切な、操山生の日常を切り取ります。
STORY 01
お前らの赤い糸、切っといたぜ

 

「十代の恋情なんて所詮は偽物。

  思春期のガキが背伸びするための勘違い。」

 

なんて 口では 言ってみるけれど。

 

やっぱりリア充にあこがれて、

あこがれてるからちょっかいだして。

 

あーあ、おれの指にも付いてないかな、赤い糸。

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STORY 02
ああ、今日もがんばった

 

「目を焦がすような前を見て

  ペダルに足を乗せた」

 

腹が立つことも、心細さも全部。

がんばった日の夕焼けが、洗い流してくれる。

 

自然に、明日もがんばろうって思えるから。

そうやってみんな、生きてくんだ。

 

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STORY 03
おかんとケンカした

 

おかんの気持ちも「分からなくはない、

いや、やっぱり分からない。分かりたくない」

 

そしたら弁当で、見事に、仕返しされた。

 

何やってんだよ、おかん。

子どもっぽいよ、おかん。

 

だけどおれ、やっぱ、おかんには勝てねえよ。

 

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STORY 04
分からん、だけど、わかりたい

 

「とりあえず、最初の『Σ』だけは書くのだが、

  そこから全くシャーペンが進まない」

 

苦手教科は、理屈じゃない。

こんなにも分かりたいのに、手も足もでなくて。

 

だけど、このままじゃ、嫌だ。

分からん、だけど、分かりたい。

 

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STORY 05
ふたりで見上げた空

 

「あなたと手を繋ぎたくて」

 

ふたりの距離は数センチ。

 

その数センチが 星空のように遠くて。

 

あの日見上げた空の色を、

きっとふたりは、忘れない。

 

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STORY 06
この重さ、嫌いじゃない

 

「操山バッグが重いのは、今の生活を楽しんで、

  努力した証だから」

 

いろんな思いを詰め込んで、

カドなんか、ぼろぼろになってるけど。

 

操山バッグは、わたしの相棒。

この重さ、嫌いじゃない

 

 

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STORY 07
努力はきっと、自信になる

 

「花あやめ 知の宝庫に夢託して」

 

不安で、不安で、

押しつぶされそうなわたしを、

努力だけが、支えてくれるから

 

わたしは今夜も、ペンをにぎる。

 

 

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STORY 08
この時間が、好きだから

 

「つらいのからいの悔しいのそんなの

  君とコートでパスを繋げば」

 

走って走って、走って見えたその先を、

私たちは追いかけ続ける。

 

二度と来ない季節。

もっと遠くへ、走れ。

 

 

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STORY 09
苦いだけの大人には、ならない

 

「大人になりたい、と、ずっと思っていた」

 

だけどクラスは、全然まとまらなくて。

 

ある日、気づいた。

苦いだけじゃ、ダメなんだって。

 

大人は大人でも、カフェオレみたいに優しい大人に、

わたしはなりたい。

 

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STORY 10
松柏祭を作るのは、君だ

 

自分から足を踏み出せば、

松柏祭はもっともっと楽しくなる。

 

本気のきみにだけ訪れる、

奇跡のような瞬間、松柏祭MAGIC。

 

「さあ、いこう。私たちで、全力のその先へ」

 

松柏祭を作るのは、君だ。

 

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