ショウジョウバエの飼育
操山高校では,培地をステンレス玉子豆腐器に広げ固まったらスティック状に切り分け冷凍保存しておき,植替え用に管ビンをレンジにかけ減菌し,冷凍培地を入れ自然解凍させた後UV照射(10分程度)したものを使用している。 今回の材料は本校で使用しているステンレス玉子豆腐器での量であり,各容器により調整をしてください。 |
目 的
ショウジョウバエの飼育方法について,標準的でなるべく簡単にできる方法を公開。
準 備
材 料 | 小麦粉・米ぬか・砂糖・粉寒天・酵母菌 | |
器 具 | 管ビン(口径30㎜ 長さ120㎜ ガラス製)・ステンレス玉子豆腐器<154×138×H43㎜>・鍋・アワ立て器・ろ紙(径90㎜)・ガーゼ(70×70㎜)・輪ゴム | |
薬 品 | パラオキシヒドロキシ安息香酸ブチル溶液(パラオキシヒドロキシ安息香酸ブチル10gを70%アルコール90mℓに溶かす) |
手 順
- ビーカーに粉寒天6g 水170mℓを入れ煮溶かす。
- 鍋に小麦粉60g 米ぬか20g 砂糖35g 水250mℓを入れあわたて器(木べら等)でダマができないように良く混ぜておく。
- 鍋に1の寒天液を入れかき混ぜた後,火にかけ焦げ付かないように良く混ぜ,光沢のある糊状になってら火を止め,水でぬらした器に入れ器を机の上に数回軽く打ち付けて中の空気を抜く。
- 冷蔵庫で冷やし固め,幅15㎜~18㎜,長さ45㎜程度に切り分け冷凍庫で保存する。
- 管ビンに入れ常温解凍したら,UV照射(10分程度)行い,扇形に8等分したろ紙片を半分に折り培地に指し,酵母溶液を加える。
- 植え付けた後,ガーゼを輪ゴムで止め,人工気象措置(18~25度)に入れ培養する。