記念講演会
日時:平成21年10月2日(金) 14:30~16:00
会場:岡山シンフォニーホール
講師:原 研哉 氏(昭和52年卒業)
演題:「世界を新鮮に感じ直す方法」
昭和52年に操山高校を卒業された「原 研哉」氏による創立110周年記念講演会が、記念式典終了後、14時30分から同会場にて行われました。保護者の方々も多数ご参加いただきました。
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1958年生まれ。グラフィックデザイナー、武蔵野美術大学教授、日本デザインセンター代表。「もの」のあり方や「ひと」の暮らしへの深い洞察から、人間の感覚を覚醒させるデザインを創り続けている。
2002年より、無印良品のアートディレクション、アドバイザリーメンバーとなる。長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、愛知万博のプロモーションでは、深く日本文化に根ざしたデザインを展開。AGF、JT、KENZOなどの商品デザインのほか、松屋銀座リニューアル、森ビル、梅田病院デザイン計画などを手がける。これらのデザインにより、日本文化デザイン賞ほか数多くの賞を受ける。
また、デザインという語の意味を問い直しながら世界各地を巡回し、広く影響を与えた「RE‐DESIGN:日常の二十一世紀」展(世界インダストリアルデザインビエンナーレ、インダストリアル・グラフィック両部門大賞、毎日デザイン賞受賞)をはじめ、「HAPTIC」「SENSEWARE」など、シンボリックなキーワードを冠した展覧会を制作し、デザインのあり方について世界に問いかけ続けている。
著書『デザインのデザイン』(岩波書店、2003年)はサントリー学芸賞を受賞。後に中国・韓国・台湾語に翻訳され、さらに大幅に増補した英語版『DESIGNING DESIGN』(Lars Müller Publishers, 2008年。日本語版、岩波書店、2007年)を刊行。ほかに『白』(中央公論新社、2008年。英語版、ドイツ語版、Lars Müller Publishers, 2009年)、『なぜデザインなのか。』(共著、平凡社、2007年)など多数。 |