教育計画「操山システム」
教育計画
「操山システム」とは、中高一貫教育と単位制のメリットを活かした教育システムのことです。併設の中学校から進学してくる生徒 と、一般の中学から入学してくる生徒がお互いに刺激しあい高めあう中で、さまざまな進度や難易度の違う講座の中から一人一人の適性に応じたものが選べるシステムともいえます。
- 個性や才能を最大限伸長する教育課程の編成
- 生徒の多様な進路希望に応える。
例:医学系(難関医学部対応の理系3科目履修可能)・看護栄養系・芸術系などの科目を開設 - 論理的思考力やコミュニケーション能力の育成に努める。
例:総合的な学習の時間(名称「未来航路プロジェクト」)の効果的利用
- 生徒の多様な進路希望に応える。
- 目指す大学への進学をサポートする指導体制の確立
- 大学進学をサポートするハイレベルな教科指導を充実する。
例:「数学概論ε(イプシロン)」「数学概論Σ(シグマ)」等の専門的・発展的な学習科目の開設 - 大学・研究機関等との連携により高度な学問や先端科学に触れ、豊かな創造力・
探究心を育成する。
例:大学や研究機関と連携し、先端分野の内容を取り入れた授業展開
- 大学進学をサポートするハイレベルな教科指導を充実する。
- 一人一人に対応したきめ細かな指導
- 少人数授業等の個に応じた指導や習熟の程度に応じた指導を充実する。
例:「速修英語」「標準英語」など各自のペースで学べる科目の開設 - 特色ある授業を開設する。
例:現代の社会における諸課題を研究する「社会科学基礎」等の科目の開設
- 少人数授業等の個に応じた指導や習熟の程度に応じた指導を充実する。
Q&A
Q1. 単位制とは何ですか?
A1. 「単位制」とは、必修科目と自分の進路・興味・関心・適性に応じた科目を選択し、3年間で定められた単位数を修得すれば卒業できる制度です。1年次は必修科目を中心に高校生としての基礎学力の充実を図り、2・3年次には必修科目以外はすべて一人一人の自由選択を原則とします。
Q2. 今までの科目選択と何が違うのですか?
A2. 1年次は必修科目がほとんどですが、数学と英語について授業進度の異なる講座を一人一人の適性に応じて選択できます。2・3年次では今までの科目選択よりもさらに多様な科目の中から選択できるようになります。
Q3. どのような科目がありますか?
A3. 「数学概論ε」「数学概論Σ」等の専門的・発展的な科目、医学系・看護栄養系・芸術系など将来の進路を見すえた科目などが開設されています。
Q4. たくさんの選択科目の中から自分に適した科目がうまく選べるでしょうか?
A4. 1年次の「未来航路プロジェクト (総合的な学習の時間) 」では、将来の職業や進学したい大学・学部・学科等について調べる時間を設けています。進路希望に応じて最適の科目選択ができるように「ガイダンス」も徹底して行いますから安心して科目選択ができます。
Q5. ホームルームはあるのですか?
A5. ホームルームはあります。単位制といっても,操山高校で実施されている「夢実現型単位制」は操山高校独自のシステムであり,今までの学年制の良さを残しつつ,単位制の良さを取り入れたものです。クラスの結びつきが弱くならないよう,ホームルーム活動や学校行事の取り組みを大切にしています。
また,岡山操山中学校からの生徒とも同じクラスになります。在校生のアンケートを見ると,入学前は操山中学出身の生徒と仲良くできるか不安があったようですが,入学後は「早い時期にあった宿泊研修でみんなと仲良くなれた。」「壁がなく楽しい。」という感想を持っています。
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Q6. 併設の中学からの進学生とクラスはどのようになるのですか?
A6. 併設の中学生とクラスを分けたりせず、いっしょに学んでいけるようミックスクラスにしています。本校には従来から「操山ファミリー」という言葉がありますが、この言葉が示すようにすべての生徒・教員が仲良く学びあえる伝統があります。今後も「操山ファミリー」の結束を強めるようにしていきたいと考えます。
Q7. 併設の中学生とは進度が違うのですか?
A7. 併設の中学校では、高校の教科内容を先行して学習しているわけではありません。「レクチャー」や「チャレンジ」という科目の中で、特定教科の一部の内容を深く学習している生徒もいますが、操山高校入学時点では全員が同じスタートラインに立って学習を開始します。入学後しばらくは全員が同じ進度で高校の学習を始めます。第1回学力テスト終了後の6月上旬に、個人の希望にあわせて選択しています。