専攻科
思いでの専攻科
専攻科は、平成12年度から生徒募集が停止され、平成13年3月最後の卒業生を送りだし閉科されまた。
沿革
1923年(大正12年)岡山県岡山高等女学校(後の第一岡山高等女学校)に設置された高等科(3年制)を前身とし、1949年(昭和24年)の学制改革により、専攻科(2年制)となりました。そして2001年3月最期の卒業生6名を送り出して閉科しました。卒業生には、作家の松本幸子さんなどがいます。
専攻科とは
高等学校を卒業した生徒に対して、学校教育法48条に基づいて、短期大学と同程度の教育と研究を行うのが高等学校専攻科です。本校専攻科は一般教養科目と家庭科の専門科目とを併せて学べる、短期大学の生活科学科及び保育科と同程度の家政系の高等学校専攻科です。
教育の内容
一人ひとりの個性にあった懇切な指導で、生活の基本となる調理、洋裁、和裁、保育関係の知識と技術を広く学べます。さらに、情報処理、秘書概論など職業人としての基礎教養にも力を入れています。
- 一般教養科目
- 国文学、国語表現、社会科学、生活科学、英文学、体育、音楽、書道
- 専門科目
- 栄養学、食品学、調理理論・実習、被服材料学、衣服構成(洋裁・和裁)理論・実習、手芸、造形、保育理論・実習、小児保健、児童心理、児童福祉、社会福祉、看護学、婦人衛生、精神衛生、情報処理、秘書概論など
- 専修
- 保育専修:保育士試験に備えて、保育園実習、図画工作、音楽リズム、保育演習、器楽など
- 和裁専修:浴衣から晴れ着までの着物をそれぞれの体型にあわせて縫い、自分で着付け
- 洋裁専修:乳幼児服から、個性豊かなテ-ラ-ドス-ツ、社交服、コ-ト等の製作やデザイン
学校生活
- 4月 入学式
- 5月 新入生歓迎親善旅行 球技大会 保育園実習(保育専修者のみ)
- 9月 松柏祭
- 10月 前期考査 修学旅行(2年生)
- 12月 学習発表会・作品展示会
- 3月 卒業式
卒業生の進路
保母資格を取り保育所で活躍している者もあり、和裁・洋裁の技術を生かして、1級技能士等になっている者もあります。また、公務関係(郵便局や大学・学校・病院・農協等の事務)や、各種企業(金融・流通・製造・建設等)に、短大卒と同等の資格で受け入れられています。