岡山県立岡山操山高等学校

岡山操山中学校 通信制課程
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平成29年度「未来航路 課題研究発表会」校長挨拶

2018年02月01日

H30.1.31(水)10:30~

 皆さん、おはようございます。
 今日は晴天に恵まれましたが、朝はすごく寒かったです。皆さん、体調はいかがですか。

 さて、今日は丸一日、岡山市民会館をお借りし、「未来航路課題研究発表会」を開催します。今年は中学校1年生も参加してくれています。高校生になった自分を想像しながら聴いて下さい。

 今日の前半は、6つの研究分野を代表する7つのグループのステージ発表、さらに休憩を挟んで、SOZAN国際塾や昨年も参加してくれた岡山城東高校のステージ発表があります。

 それらに加え、今年の新企画として、東京学芸大学附属国際中等教育学校、奈良県の西大和学園高等学校という県外の2つのSGH校からもステージ発表に参加してくれることになっています。後で生徒の皆さんを御紹介します。ステージ上での切磋琢磨を期待しています。

 昼食を挟んで午後2時からは、全てのグループによるポスターセッションが行われます。ポスターセッションでは、質疑応答の時間をとっていますので、是非積極的に質問してください。

 開会に当たり、1つだけお話をします。2年の学年主任である髙戸先生がモデルとなった「未来航路課題研究発表会」のポスターを見た人も多いと思います。すごくかっこよかったですね。そのポスターに「『プレゼンテーション』とは単なる『説明』のことじゃない。」というキャッチコピーが付いていました。
 そうです。この未来航路は、自分たちが研究してきたことをうまく説明できることを「目的」にはしていません。未来航路は、様々な分野でグローバル化が急速に進行し、正解のない、あるいは正解が一つとは限らない難問だらけの今の時代において、多様な人たちとのオープンな議論や学び合いを通して、世の中を少しでも良くする方法を導き出す場だと私は思っています。

 「その問題はなぜ起こっているのか?」「その問題はどうすれば解決できるのか?」……自分たちの問題意識を基に、授業などで得た知識や技能を総合的に活用しながら、日本や世界が抱える問題の本質について深く理解すること。そしてそれを言葉や図・グラフなどを駆使しながら説得力を持って他者に伝える手段が「プレゼンテーション」だと、私は思っています。

 自分たちの考えを、いろいろな人たちとの対話を通して深め、共に力を合わせながら、困難な問題に果敢に挑戦していくための「リーダーシップ」や「コミュニケーション能力」、さらに、社会全体をより良いものにしようとする「社会貢献の意識」を身に付けた「未来への航海者」を育てることが、岡山操山高校のミッションです。
 この課題研究を通して、自分自身の未来だけでなく、郷土岡山や日本、そして世界の未来をたくましく切り拓いていく素敵な大人に皆さんが成長してくれることを、心から期待しています。

 最後に、今日に至るまで生徒たちを熱心に御指導いただきました岡山大学の先生方、大学生・大学院生の皆さん、そして温かく見守っていただきました保護者の皆様にお礼を申し上げますとともに、生徒たちの成長のために日々頑張っている本校の教職員に心から感謝します。

 本校の発表会に来てくれた県内外の生徒の皆さんを紹介して、私のあいさつとします。皆さん、ステージへお入りください。(紹介)

 もう一度、引率の先生方も含む関係校の皆さんに大きな拍手をお願いします