開校記念行事 校長挨拶
H29.10.3(火)13:20
平成29年度 開校記念行事 校長挨拶
皆さん、こんにちは。
今日は、平成29年度開校記念行事として岡山フィルハーモニック管弦楽団演奏会を鑑賞します。
開校記念ということで、少しだけ岡山操山中学校と岡山操山高等学校の歴史を振り返りたいと思います。
明治33年に県下で最初の公立女子校として開校した「岡山県高等女学校」と、大正9年に設立認可され、翌大正10年に開校した男子校「岡山県第二岡山中学校」が、戦後の学制改革でそれぞれ高等学校となり、昭和24年に統合され、「岡山県立岡山操山高等学校」となりました。
10月1日に行われた開校式当日、東山校舎で学んでいた二高の男子生徒が、一女の女子生徒が学んでいた宇野校舎(現在の操山中高があるところ)にやってきて、校庭で対面式が行われたときの写真が残っています。
今年、一女が開校した明治33年から数えて118年目、岡山操山高校となって69年目、岡山操山中学校が開校して16年目を迎えました。
今日の開校記念行事の開催に当たって、生徒の皆さんには、操山に脈々と受け継がれている「松柏」の精神、「和して流れず」の精神、そして「操山ファミリー」の絆について、改めてその意味を考えてもらいたいと思っています。
人と協調はするけれども、自分の信念を失って流されることはない。そして、雪の中にあっても緑の色をそのまま保っている松や柏のように、逆境にあっても節操や志を変えない。
一方、校内での「家族のような温かさ」がいつまでも続き、卒業してからも、操山が「心のふるさと」であり続ける。
このような素晴らしい精神や校風を私たちの世代で更に発展させ、これからも末永く次の世代に引き継いでいきたい。開校記念日を迎えるに当たり、改めて、そう思っています。
さて、今日、演奏していただく岡山フィルハーモニック管弦楽団は、岡山にゆかりのあるメンバーを中心に優れた演奏者で構成されたプロオーケストラで、岡山シンフォニーホールの完成を機に平成4年に設立されました。地域に根ざしたオーケストラとして、定期演奏会をはじめ、県内各地で数多くの素晴らしい演奏活動を続けておられます。
今日は、本校の歴史を築いてこられた先人に思いを馳せながら、管弦楽という素晴らしい芸術にひととき浸りたいと思います。
最後に、お忙しい中お越しいただきました保護者の皆様にも感謝申し上げます。
では、「岡山フィルハーモニック管弦楽団演奏会」の始まりです。楽団の皆さんをはじめ全てのスタッフの方々に大きな拍手をお願いします。